ソ連の名ピアニスト、エミール・ギレリス[1916-1985]がEMIで制作した一連の音源の中でも特に人気のあるのがジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団と共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。ベートーヴェンの音楽とは相性の良かったギレリスのピアノをセルが実に懐の深いオーケストラ・サウンドで支えます。

【収録曲】
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
2. ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
3. ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
4. ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
5. ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
6. 創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO80
7. ヴラニツキーのバレエ『森のおとめ』のロシア舞曲の主題による12の変奏曲イ長調 WoO71
8. 創作主題(トルコ行進曲)による6つの変奏曲ニ長調 Op.76

【演奏】
　エミール・ギレリス(ピアノ)
　クリーヴランド管弦楽団(1-5)
　ジョージ・セル(指揮:1-5)

【録音】1968年4月　クリーヴランド、セヴェランス・ホール