アン・ヴォーグ / En Vogue
フォーエヴァー・ヤングの特集ページに、業界の方から届いたアン・ヴォーグについてのコメントをアップ!
フォーエヴァー・ヤングの特集ページで、音楽に携わる皆さんの思い出の作品をご紹介!題して「わたしのフォーエヴァー・ヤング」。今回は、FM NORTH WAVE DJカツノリさんからアン・ヴォーグ『ファンキー・ディヴァス』についてコメントを頂きました!
アン・ヴォーグ『ファンキー・ディヴァス』
1992年
自分にとっては完全なる後追い作品である。
今、私がいる放送局から90年代後期に、
今で言う90年代R&Bクラシックがヘビー・プレイされていて、
当時はイン・シンクやテイク・ザット、ボーイズⅡメンなどのボーイズ・グループやコーラス・グループの曲をラジオから聞こえてきてはメモをして集めていた。
そんな中で特にハマったのがニュー・ジャック・スウィングという80年代後半から90年代前半にかけて世界中で大ブームを巻き起こした跳ねたビート。
そこで出会ったアン・ヴォーグ。
その中でも特に90年代R&Bを代表する名盤のひとつと思って1枚取り上げたいのが
『ファンキー・ディヴァス』
1曲目、ど頭はトークから始まり、やや雑に4人の歌声が重なっていく。
まるで本番前のリハーサルの楽屋だ。
目を閉じると楽屋からステージに上がっていく4人の姿が見えた。
ビタビタにあわせたハーモニーとソウルフルでグルーヴ感のある歌唱。
まるで自宅ステレオの前はライヴ・ハウスかクラブかと思うくらいフロアライクな曲が続く。
ただ、踊れるトラックだけが続くわけではなく、ロックの要素も取り入れた「フリー・ユア・マインド」は、「見た目や偏見で人を判断するな」という当時としてはかなり先進的な社会的なメッセージも詰まった楽曲も収録されていた。
自立した女性像や自己表現を力強く打ち出したアルバムは、当時ガールズ・グループの枠を超えていたようにも感じる。
言うまでもなく後にでてくるTLCやデスティニーズ・チャイルドなどに大きな影響を与えたことでしょう。
こうして改めて想いを巡らせながら、2026年の今、『ファンキー・ディヴァス』をプレイする。
あの頃と何ひとつ変わらない。
自然と体がリズムを刻み、気づけば音に身を委ねている。
どうやら、このアルバムとはまだしばらく長い付き合いになりそうだ。
DJカツノリ
FM NORTH WAVE

