Fanfarloファンファーロ
Discography
ROOMS FILLED WITH LIGHT
ROOMS FILLED WITH LIGHT
2012.02.28 発売/7567.88255
- 2009年のファンファーロのデビュー作『レザヴォア』に続くセカンド・アルバムのタイトルの「『ルームズ・フィルド・ウィズ・ライト』は昔のノートで発見したフレーズなんだ」と話すのはファンファーロのシンガーでソングライターのサイモン・バルサザー。「俺にとってこのフレーズは、何か考えをまとめてくれたような感じだったんだよね。俺たちが人間として作り出すものというか。部屋を作って、その中を光(ライト)で溢れさす事は、とても現代的で基本的な人間の行動なんだ。そういう小さい世界を作り出す事。その行動は、芸術や音楽を作り出す体験と似てるんだ。」彼は、この人間の行動とアルバム制作を比較している。「暗い部屋のフラッシュみたいなものなんだ。全てを照らす常に溢れている光ではなく、主観的にピカっと光るライトで、残像を残すようなものなんだ。」
- プロデュースはベン・H・アレン(ディアハンター、アニマル・コレクティヴ、ナールズ・バークレー等)が手掛け、レコーディングは北ウェールズのブリン・ダーウィン・スタジオにて6週間のセッションによって行われた。エンジニアは、ウェールズを代表するプロデューサーでもあるデイヴィッド・レンチ(バット・フォー・ラッシズ、カリボウ)。ミックスは、ベンが自宅のあるジョージア州アトランタに持ち帰り行った。
- 今作『ルームス・フィルド・ウィズ・ライト』は、デビュー・アルバム『レザヴォア』を踏襲し、成長を見せつける作品。 アーティストとしてのファンファーロが突き動かされ、高揚するようなポップ・ミュージックを作りたいという衝動にかられた結果である。
「ただ生きている事、そして途方に暮れるほどのプレッシャーと可能性を秘めた現代社会を理解しようとするという事自体が不思議な体験なんだってメッセージを込めたアルバムなんだ。」サイモン・バルサザーは言う。確かに音的には、ギターはアコースティックだったが今作ではエレクトリックで、前作ではマンドリンだった音がシンセやサンプラーになっている。しかし、根本的に違うと言ってしまうと、それは嘘になる。音楽的、歌詞的なテーマも前作で得た自信のもと、バンドが初めて自らの目指す場所やその力をコントロールできるようになった証なのだ。メロディーは覚えやすく、広がりを持っている。ヴァイオリンやトランペットというオーガニックな要素に、新しくサックスを取り入れ、ロックのリズム・セクションと組み合わせた曲もある。 - 歌詞がループするリード・シングルの「レプリケイト」は、“医学的”な曲でもある。病原菌がどのように我々の体を蝕んでいくのかという法医学的興味心から生まれた。「ウイルスは面白いよ!彼らは生きてるとは言えないだよね。ウイルスとアイディアってよく似てるって言われるよね。我々がウイルスに感染すると、我々自身がウイルスになって、ウイルス製造工場になるんだ。感染すると俺たちとウイルスの境界線がボヤけるみたいなね。」
- アルバム・ジャケットのアートワークは、「相反する2つの世界の共存」がテーマ。自然の中にある人間が作った建造物。このアルバムをレコーディングしたウェールズでも、こういう状況があったという。「元々なかった山が、人間が掘り起こした土で出来ていて、それが人間を見下ろしている。そういう相反する2つの世界が合わさった感じが好きで、私達が音楽で表現しようとしてる事も同じ。デリケートな部分と険しい部分。。。」
※ 国内盤発売未定
M-1 Replicate
リード・シングル
M-2 Deconstruction
シングル曲
M-3 Lenslife
M-4 Shiny Things
シングル曲
M-5 Tunguska
M-6 Everything Turns
M-7 Tightrope
M-8 Feathers
M-9 Bones
M-10 Dig
M-11 A Flood
M-12 Everything Resolves