Fleetwood Macフリートウッド・マック

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ミック・フリートウッドによるクリスティン・マクヴィーへのトリビュート「Songbird」の感動的インストゥルメンタル・ヴァージョン、配信中!

2023.7.12

伝説的ドラマー、ミック・フリートウッドとウクレレの名手、ジェイク・シマブクロがクリスティン・マクヴィーの誕生日に贈る「Songbird」の感動的インストゥルメンタル・ヴァージョン、配信中!




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伝説的ドラマーであり、フリートウッド・マックの結成メンバーであるミック・フリートウッドが、昨年11月に逝去したクリスティン・マクヴィーの代表曲である「Songbird」の感動的なインストゥルメンタル・ヴァージョンのリリースを通して、愛すべきバンドメイトの追悼を捧げる。この新たなヴァージョンは、類まれな才能に恵まれたウクレレの名手、ジェイク・シマブクロをフィーチャーした楽曲で、クリスティンの80回目の誕生日となる本日7月12日にリリースされた。

また、クリスティンが1984年と2004年に発表した2枚のソロ・アルバム『Christine McVie』と『In The Meantime』の最新リマスター音源が11月3日にRhino RecordsよりCDとアナログ盤でリリースされることも本日発表となった。

本日、この「Songbird」がリリースとなるまでに多くの時間を要した。ミックとジェイクは、共にハワイ在住で、10年に渡り一緒にコラボレーションすることを切望していた。マウイにあるミックのスタジオで二人がレコーディングすることとなり、今春、遂にこの機会が訪れたのだ。その際に、「Songbird」のレコーディングを提案したのは、ジェイクであった。ミックはその時を思い出してこう語っている。「4月に楽曲を仕上げ、素晴らしい出来となった。しかし、その当時、リリースの予定はなかった。その後、クリスティンの誕生日のことを耳にして、彼女が残した素晴らしいソロと、フリートウッド・マックでの楽曲両方へのトリビュートとして、この曲をファンの皆と分かち合うのに、彼女の誕生日は、まさに最高のタイミングだと思ったんだ」。

「Songbird」は、世界中のフリートウッド・マックのファンの心に特別な位置を占める一曲で、1977年に『噂(原題: Rumours)』に初めて収録されて以来、クリスティンの熱のこもった印象的なヴォーカルが、楽曲を色褪せることのない名曲へと導いた。それゆえ、ミックは当初、この大切な楽曲の解釈については注意深く臨んだと語っている。「それほど広く愛されているものであれば、それに相応に、神聖なものになるんだ。しかし、僕らがこの楽曲仕上げ、聴き返してみると、ハッと言葉を失う瞬間があったのを思い出す。まるで何か崇高なものに触れたような感覚を覚えた」。その瞬間、クリスティンの存在を大きく感じたと、ミックは言葉を続けた。

楽曲のインストゥルメンタルが完成し、ミックはさらに楽曲へ心からの愛を捧げ、クリスティンのオリジナルのリリックを乗せた。「今は天から、美しい声でさえずる鳥のように、クリスティンがその歌声を届けくれる。そしてクリスティン、君に、世界中の全ての愛を贈る。しかし何より、私からその全ての愛を、君に届けられることを願う」。

驚くことに、スタジオでレコーディングをする二人にインスピレーションを与えたフリートウッド・マックの楽曲は、「Songbird」だけではないのだ。この伝説的ドラマーが明かしてくれたが、ソフトで、繰り返されるリズムは、別のインストゥルメンタル曲、「Albatross」から影響されたものでもある。バンドの結成メンバーで、ギタリストのピーター・グリーンが手がけた「Albatross」は1969年に全米シングル・チャートで首位を獲得した。ミックは、これらの楽曲は、音楽的に兄弟のようなもので、それぞれに繋がりがあることを教えてくれた。「これら楽曲はすごくシンプルだが、ピーター・グリーンはいつも言ったもんさ、少ない方が豊かだって」。

ジェイクは、ミックとともに「Songbird」をレコーディングできたことを光栄だと語っている。彼はこの貴重な経験について、こう語っている。「彼の心を揺さぶるドラムのグルーヴが、僕を、愛と平和に満ちた場所に運んだんだ。それはスタジオで起きた、忘れることのない、特別な瞬間だったよ」。

ミックは、レコーディングにおける、ジェイクの深遠でエモーショナルな感受性と、大胆な演奏技術をバランスよく発揮する、目を見張るような彼の才能に感銘を受けている。「彼は、まるで異なるメロディ・パートが一斉に演奏されているかのように聞こえる、あるエコーを響かせる腕前を持っている。彼は音を紡ぎ合わせることに関して、並外れた感覚を持っているね。そして、多重録音一切なしで、彼は1テイクでそれをやってのけた」。

クリスティンの死後も、世間が絶え間なく彼女への愛情を示しているのは、彼女がこれまで残して来たことに相応しいことであるが、きっと彼女はそれに驚いているだろうと、ミックは語っている。「クリスティンはノース・カントリーの女の子で、ハーフ・タイムにスタジアムを閉鎖して、彼女の写真を掲げるなんていうことが起こるなんて、思いもしなかっただろうね。彼女は、自分の音楽がそれほどパワフルだったなんて、気づいていなかったと思うよ。それは今も、そして、これからも。『Songbird』は、まさにその全てを物語っている」。

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