最新アルバム『TOTAL LIFE FOREVER』のレコーディングが行なわれたのは、スウェーデンで２番目に大きい都市、ヨーテボリのスタジオ。インタビューでメンバーが語るところによると、街の中心地から離れた運河沿いにある、ギリシャ人が５年ほど掛けて自分たちの手で造った建物だそうです。このスタジオにこもり、あまり外出することなく音楽制作にいそしんでいたとのこと。レコーディングを始めたのは夏で、気候も過ごしやすかったそうですが、１ヶ月ほどでたちまち冬のような気候に。ドラマーのジャックによるとそうした季節の変化はアルバムにも反映されているそうで、例えば「Total Life Forever」は太陽がギラギラと照っていた夏、そして「What Remains」はレコーディングも終盤を迎えた真冬と、曲を聴けばどの時期にレコーディングしたものか分かるそうです。そして水中に潜っているメンバーをフィーチャーしたアルバム・ジャケット。こちらの写真を撮影したのは、Nick Cave、Kurt Cobain等、数多くのアーティスト写真を撮っているSteve Guillick。大物写真家との撮影ということでおお張り切りのメンバー。アルバムの色は「青」だと思ったということで、水深９メートルあるダイビング・プールに飛び込んで撮影を行なうことに。結構怖かったそうですが、これもアルバムのムードを表現したアートワークを創るためと体当たりで挑戦したとのこと。これこそ身体を張ったアルバム・アートワークと呼べるかも知れません。来月には一晩限りの東京公演も決まっているFOALS。７月にはFUJI ROCK FESTIVALへの出演も決まっています。