Foxboro Hottubsフォックスボロ・ホットタブス
Profile
○昨年12月のことだった。突如として、ある無名の新人バンドのホームページが立ち上がった。多くのバンド同様、当然そのバンド:Foxboro Hottubsも自分達の楽曲を公開し、フリー・ダウンロードまでできるようにしていた。そのサウンドとヴォーカリストの声があの“POPなパンクの3人組”として有名なパンク・バンドを連想させ、あっという間に“POPなパンクの3人組”のファンの間に広まったのだった。そのリアクションに驚いたかのようにフリー・ダウンロードできた6曲のうち、5曲のファイルはすぐに除去され、シングルとされた「Mother Mary」のファイルだけが残った。フリー・ダウンロードという形態のみでその曲「Mother Mary」はあっという間にビルボード誌のモダン・ロック・チャートで16位まで上昇し、スマッシュ・ヒットを記録。気がつけばフリー・ダウンロードは終了していた。そんなニュースが世界を駆け巡る最中、バンド名がメンバーの生まれ育ったサンフランシスコのベイエリア:ロデオの近くにある高級住宅地の名前”Foxboro”に因んだものであるという事以外、フォックスボロ・ホットタブスの素性はまったく明らかにされないまま、アルバム『Stop Drop And Roll』のアルバムが完成したとのニュースが入ってきた。そして、元々、Jingle Town Recordsというインディー・レーベルからの発売とされていたこのアルバムが、“POPなパンクの3人組”と同じ、Reprise Recordsからワールドワイドで発売されることになったのである。(国内盤は6/25。輸入盤は5/20)
○というわけで、ずばりこのアルバムはどう考えてもグリーン・デイの覆面プロジェクトなのだ。アルバム1曲目の「Stop Drop And Roll」のイントロのドラミングは完璧にトレ・クールのタム回しだし、ヴォーカルが始まるとそれはビリー・ジョー以外の何者でもない。ソウルフルなガレージ・ロック・サウンドはグリーン・デイのルーツでもあるキンクスやトミー・ジェイムス&ザ・ションデルズなどの60年代パブロックやロカビリーを連想させ、POPなパンクのルーツを聴くことができる。そんな想像を巡らせていた中、なんとMTV Newsにフォックスボロ・ホットタブスからEメールが届き、フォックスボロ・ホットタブスが、Jason White、Jason Freese、Mike Pritchard、Frank Edwin Wright�とReverend Strychnine Twitch(ストリキニーネ・トゥウィッチ牧師?)からなるバンドだという事を明かしたのだ。5人のメンバーの内、2人の名前はグリーン・デイのマイク・ダーントとトレ・クールの本名であり、別の2人はグリーン・デイのレコーディング&ツアー・メンバーだ。何でも彼らは深夜に何度か軽い気持ちでジャム・セッションをしているうちに、つい勢いで8トラックでのレコーディングをするに至ったとのことで、グリーン・デイを前座にライヴも演りたいなどというウソみたいな事も語っている。
○今思えば、昨年の秋ごろにグリーン・デイが新作の制作に煮詰まっているという情報があった。おそらく煮詰まった彼らが気分をリフレッシュさせる為に、肩の力を抜いて制作したものではないかと思われる。全世界で1,200万枚を売り、グラミー賞にも輝いたアルバム『アメリカン・イディオット』(2004)の次の作品ともなれば、我々の想像できないプレッシャーがかかるのも当然だろう。そして現在、ニュー・アルバムの制作を再びスタートしたとの噂のグリーン・デイ、いつリリースになるかは全く読めないが、常にこういう変化球を投げてくる奴らのいたずら&お騒がせキャラからやっぱり目が離せない!
○というわけで、ずばりこのアルバムはどう考えてもグリーン・デイの覆面プロジェクトなのだ。アルバム1曲目の「Stop Drop And Roll」のイントロのドラミングは完璧にトレ・クールのタム回しだし、ヴォーカルが始まるとそれはビリー・ジョー以外の何者でもない。ソウルフルなガレージ・ロック・サウンドはグリーン・デイのルーツでもあるキンクスやトミー・ジェイムス&ザ・ションデルズなどの60年代パブロックやロカビリーを連想させ、POPなパンクのルーツを聴くことができる。そんな想像を巡らせていた中、なんとMTV Newsにフォックスボロ・ホットタブスからEメールが届き、フォックスボロ・ホットタブスが、Jason White、Jason Freese、Mike Pritchard、Frank Edwin Wright�とReverend Strychnine Twitch(ストリキニーネ・トゥウィッチ牧師?)からなるバンドだという事を明かしたのだ。5人のメンバーの内、2人の名前はグリーン・デイのマイク・ダーントとトレ・クールの本名であり、別の2人はグリーン・デイのレコーディング&ツアー・メンバーだ。何でも彼らは深夜に何度か軽い気持ちでジャム・セッションをしているうちに、つい勢いで8トラックでのレコーディングをするに至ったとのことで、グリーン・デイを前座にライヴも演りたいなどというウソみたいな事も語っている。
○今思えば、昨年の秋ごろにグリーン・デイが新作の制作に煮詰まっているという情報があった。おそらく煮詰まった彼らが気分をリフレッシュさせる為に、肩の力を抜いて制作したものではないかと思われる。全世界で1,200万枚を売り、グラミー賞にも輝いたアルバム『アメリカン・イディオット』(2004)の次の作品ともなれば、我々の想像できないプレッシャーがかかるのも当然だろう。そして現在、ニュー・アルバムの制作を再びスタートしたとの噂のグリーン・デイ、いつリリースになるかは全く読めないが、常にこういう変化球を投げてくる奴らのいたずら&お騒がせキャラからやっぱり目が離せない!