シングル「ホワイ・ドゥ・ユー・ラブ・ミー」に込められた思い─シャーリー編

「ライヴ感あふれる」という一言ではかたずけられないほど、アグレッシヴで挑発的なリアル・ロック・アルバムを、解散の危機を乗り越え、奇跡的に完成させたガービッジ。何百回となく繰り広げてきたライヴ・ギグの印象そのものの、“バンド”・アルバムに仕上がっています。早くプレイしたくてしょうがないアルバムだけに、全世界のリリース日の4/12（日本は4/13）を待たずに、3/29のパリのオリンピア・シアターを皮切りにライヴ・ツアーが始まりました。3/30にロンドンのギグを終えた彼らは、4/8のシアトル公演を皮切りに全米ツアーに突入します。さて、世界的に大ヒット中の復活ロック・シングル「ホワイ・ドゥ・ユー・ラブ・ミー」に関して、紅一点ヴォーカルのシャーリー・マンソンはこう語っています。
「人間なら誰もが心の奥底で、自分は本当に愛される価値がある人間なのか、また本当に愛されているのだろうか、という疑念と恐れを抱いていると思うの。“誰にも愛されないかもしれない”という恐怖ゆえに、わたしたちは一夫一婦制やパートナーを一人に限定することで得られる保証と安定にこだわるんだと思うわ。なぜって、今その人に決めなければ一生愛と出会えないかもしれない、と考えてしまうから。“自分に愛される価値はあるのか？”というのは、あらゆる人間が心の中で抱えている根源的な疑問なのよ。」
あなたにも、心当たり、ありますか?