8/30（水）より配信が開始されている「藝大レーベル Vol．1 プラス ～第1弾推薦学生をもっと知るために」でも彩り豊かなフルートの音色を披露している大久保祐奈が、同日8/30（水）、Apple 銀座にて開催された Perspectives に出演した。



兵庫芸術文化センター管弦楽団のコアメンバーとしても活躍する大久保は、1日7時間にも及ぶ練習を重ねた学生時代を振り返りながら、音楽家としての今後の展望を語ったあと、同アルバムにも収録されているイベール「無伴奏フルートのための小品」、また、20世紀初頭のフランスの作曲家、フェルーの「無伴奏フルートのための3つの小品」を演奏した。また、同イベントの共演者である現役藝大生、増田義基氏が作曲したテクノロジーを駆使した作品を同氏と共に演奏、電子音と西洋楽器の音の見事な融合を披露し、観客を魅了した。その後、増田氏による楽曲制作についての解説と実演も行われ、我々が普段耳にしているテクノロジーサウンドがどのようにして形成されているのか、その一端を知ることができる貴重なコーナーも設けられ、観客は熱心に聞き入っていた。

高い能力を持ち合わせながらも、真摯に音楽に向き合い、若手音楽家としてひたむきに頑張っている2人の人物像がよくわかるイベントであった。