全世界のセールスが遂に６００万枚を突破し、ロック史に残るアルバムとなったグリーン・デイの『アメリカン・イディオット』。グラミー７部門にノミネートされ、見事、ベスト・ロック・アルバムを受賞しました！１０年ぶりの受賞となった喜びはハンパじゃなかったですね！名前を呼ばれ、壇上に上がる時には、スティーブン・タイラーが祝福の握手を求めてくるなど、今年のグラミーのロック・バンド代表の座をもぎとったのは言うまでもありません。マーク・マクナマス、ペネロペ・クルース、ファレル・ウィリアムスからトロフィーを渡されてビリーがコメントしたのは、「ロ ックンロールは時には危険なものだけど、同時に楽しいものなんだ！」という印象的な言葉でした。
その後のパフォーマンスの際、グリーン・デイを紹介したのは、なんとクエンティン・タランティーノ！
マイケル・ムーアの「華氏９１１」を大賞に選んだカンヌ映画祭の審査委員長が、反ブッシュのアルバムでグラミーを受賞したグリーン・デイを紹介するという気の効いた演出でした。
そして、今年のグラミーのクライマックスだった、スマトラ沖地震のチャリティー・パフォーマンスでは、ビリー・ジョーが、スティービー・ワンダー、ボノ、スティーブン・タイラー、ブライアン・ウィルソン、アリシア・キーズ、ノラ・ジョーンズ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー など、錚々たる面々と肩を並べ、「アクロス・ザ・ユニバース」を熱唱しました。
今年のグラミーのロックの顔となったグリーン・デイ、今後も世界の賞を総ナメにしていくに違いありません！