今日の古楽隆盛の基盤を築いたレオンハルトが、バッハ時代の編成、楽器、奏法にのっとって初めて録音した作品。演奏の真意がストレートに伝播する名演。

1960年代初頭よりレオンハルトはテレフンケンのレーベル「ダス・アルテ・ヴェルク」（ピリオド楽器による古楽作品にレジェンダリーな録音を集めた）の代表的アーティストであった。同じくバロック音楽演奏にルネサンスをもたらしたフリデンとの共演、1962年録音。

各地を旅し、当時最も影響力を持つ人物たちと親交し、当代の最も革新的な鍵盤奏者など最上級に形容されるフローベルガー。彼の貢献したのは「舞踏組曲の形式を固めた事と、「スティルス・ファンタスティクス」をドイツ圏にもたらしたこととされる。ベンネブルックの教会の美しいオルガンと、ハープシコードによる「トッカータ」「パルティータ」「カプリッチョ」、1970年録音。  

レオンハルトのディスコグラフィ　 2022年1月、レオンハルトの没後10年を期してのデジタル化。ヒストリカルな演奏の先駆者であり、ハープシコード奏法と古楽へのアプローチに革新をもたらしたレオンハルトの同志的メンバーによるラモーの名作集、1971年録音。

先ごろ逝去したオランダのチェリスト、アンナ―・ビルスマのディスコグラフィを順次デジタル化。レオンハルトのこのアルバムでビルスマは通奏低音を受け持っている。バッハの録音される機会の少ないバッハの自宅で演奏されたとされる作品で、アンナ・マグダレーナやヴィルヘルム・フリーデマンの音楽帖から収録、歌手としてアグネス・ギーベルやマリー=ルイズ・ギルスが参加、1964年録音。

2020年1月1日に死去したヤープ・シュレーダー。2019年7月死去した、古楽器チェロの第一人者として録音、教育、研究活動に活躍したアンナー・ビルスマ。バロック音楽の再興の立役者、フランス・ブリュッヘン、グスタフ・レオンハルトたちが、モダン楽器で演奏したによる名録音、1964年録音。

今日の古楽隆盛の基盤を築いたレオンハルトが、バッハ時代の編成、楽器、奏法にのっとって初めて録音した作品。 演奏の真意がストレートに伝播する名演。

旧約聖書にある物語をクーナウが音楽で描いた作品。 レオンハルトが、演奏に加え、クーナウ自身が曲初めに記した“ドイツ語による解説”部分の語りも収録した名演かつ貴重盤。

アーノンクールとレオンハルトが1971年から1989年までの18年をかけて完成した教会カンタータ全集の廉価ボックス化。

2012年1月16日に惜しくも83歳で亡くなったグスタフ・レオンハルト。 世紀のチェンバロ奏者としての活動は、いうまでもなく、古楽器演奏のパイオニアであり、中心的な人物でもあった。 現在活躍するチェンバロ奏者のほとんどはレオンハルトの弟子と言われるほど、教育にも熱心な一面を持っていた。

チェンバロによるバッハの一つの到達点。

さりげなさがやがて感動にまで昇華されるレオンハルトの至芸。 レオンハルト2回目の1984年録音。極めてオーソドックスながら、明暗、厳しさと柔らかさのコントラストが絶妙で、音色の味わい深さとともに、時の流れと共に静かに過ぎ去っていく演奏。