フィルハーモニア管弦楽団創立75周年記念限定生産BOX
フィルハーモニア管弦楽団は、1945年に誕生して以来名声のある名前であり、旧EMIの伝説のプロデューサーであるウォルター・レッグによってEMIの録音のためのオーケストラとして設立されました。 世界的な偉大なアーティストらとの共演の歴史は、現在ワーナークラシックのカタログに数多くの画期的な録音が刻まれています。ここに収録されている音源は、1946年から1964年までの期間を対象としています。カラヤン、フルトヴェングラー、トスカニーニ、クレンペラー、ジュリーニ、カンテッリなどの名指揮者だけでなく、デニス・ブレインなどの首席演奏者の演奏にも光があてられています。オリジナル・マスターテープからリマスターされた音源によって収録されていますが、多くの音源が2019年、Studio Art & Sonによる24bit/192kHzリマスター音源が使用されています。
1952年9月29日と10月1日、前年に完成したばかりのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われた、トスカニーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団によるブラームス交響曲全曲演奏会は、ウォルター・レッグによって録音されましたが、トスカニーニがRCAの専属だったため商品化されず、マスターテープはレッグが所有していました。2000年にそのマスターテープからTESTAMENT社がリマスターした音源で収録(CD9-11)。
1958年4月7日、クレンペラー指揮によるR.シュトラウスの「ドン・ファン」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」の、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴは、BBCが録音をしていたものを特別に初出音源として収録されています(CD14)。
現音楽監督のエサ=ペッカ・サロネン指揮による2018年9月にライヴ録音された「浄夜」も収録(CD23)。また4人の主要な指揮者とのフィルハーモニアの関係についての興味深い洞察を提供したインタビューが、CD24にボーナスディスクとして収録されています。初回限定生産盤となります。