ジェイムス・ブラント / James Blunt
「You're Beautiful」で世界中を魅了した名手ジェイムス・ブラントが、前作から5年ぶり、通算8作目となるニュー・アルバム『Airplane Mode』をリリース!
商業的なヒットの重圧や狂騒から一旦距離を置き、文字通り自らを“エアプレイン・モード”へと切り替えることで完成した本作。自身の原点である90年代末〜00年代初期のオーガニックなアコースティック・ポップへと回帰し、無駄な装飾を削ぎ落とした純粋な音楽性と、歳月を重ねた表現者としての成熟が美しく交差する至高の一枚となっています。
アルバムの全貌を紐解く上で欠かせないのが、リリースに先駆けて順次公開され、ストーリーを紡いできた先行トラックの存在です。
■第1弾先行トラック「Tastes Like Summer」
ルーツを想起させる爽快なアコースティック・サウンドを鳴らしながらも、その裏には二度と戻らない若さや過ぎ去った日々への切なく甘苦いノスタルジーが潜む楽曲。ポップな手触りの奥に滲む人生の陰影が、本作の新たな幕開けを鮮やかに告げています。
■第2弾先行トラック「Weight Of It All」
歳月とともに増していく人生の重圧や、抱えきれない精神的負荷と真っ向から向き合った内省的な意欲作。ノスタルジックなメロディに乗せて綴られる言葉は、成熟した大人なら誰もが抱く葛藤と哀愁を深く静かに描き出しています。
■第3弾先行トラック「Circles」
「同じ過ちや思考パターンをぐるぐると繰り返してしまう」という、人間の逃れられない葛藤や夜の静寂における思考のループをテーマにしたソリッドなトラック。生々しい人間味を湛えたリリックを、洗練されたヴォーカリズムで端正に歌い上げています。
■リード・トラック「Hey, People」
世界的な分断や紛争が絶えない現代社会において、「僕たちは同じ太陽の下、同じ船に乗る仲間だろ」と呼びかけ、愛と連帯を提示する本作のハイライト。「僕の愛をあげる」と語りかける彼の温かく切ない歌声は、人々の孤立感を癒やし、アルバム全体に強い希望と余韻を残す最重要曲です。
過去の追憶、個人の内面的な葛藤、そして世界へ向けた深い愛——「Tastes Like Summer」から繋がれたストーリーは、アルバムという一つの大きな物語となって結実しました。原点回帰を果たしたジェイムス・ブラントの“今”が凝縮された全12曲を、ぜひじっくりとお楽しみください。
