Jean-pierre Rampalジャン=ピエール・ランパル
Discography
The Complete Erato Recordings Vol. 1 1958-1963 / エラート録音全集 第1集:1954~63年【輸入盤】
The Complete Erato Recordings Vol. 1 1958-1963 / エラート録音全集 第1集:1954~63年【輸入盤】
2015.03.10 発売/2564.619044
ランパル没後15周年を記念して、EratoとEMI(HMV)のすべての音源によるボックス。全4巻CD67枚分となる大型企画で、初回のみの限定生産となります。
第1弾となる「エラート録音全集 第1集」では、1954年から1963年にかけてレコーディングされた音源を収録。当時のランパルは、フランス国立放送管弦楽団[1951-1956]とパリ・オペラ座管弦楽団[1956-1962]の首席奏者のほか、ソロ奏者、室内楽奏者としても活躍していた時期で、その存在感には凄いものがありました。
なお、セットの解説書は欧文(英仏独)のみとなり、トラック・リストは各ディスクの紙ジャケット裏に記載される予定ということです。
【ランパルに寄す・・・エマニュエル・パユ】
「ここに復活するランパルの名演奏は、20世紀フランスのフルートの名手、ジャン=ピエール・ランパルの伝説的な演奏に光を当てた、完全な録音集です。彼は魅惑的な音、独特の言い回し、素晴しい妙技によってレパートリーの拡大を行いました。その特別なカリスマ性、楽器のために抱く情熱、驚くべき寛大さと若手音楽家の惜しみない激励・・・彼はフルートを通じて、より多くの人に音楽をもたらすことが一意に適格であったことにあります。これらはロストロポーヴィチ、スターンらと同等にあったのです。LPの黄金時代の間に、彼は多くの場合、燃えるような強烈さ、そして常に魅力的な解釈を基にし、至難な作品の録音まで行ったのです。この録音は、ジャン=ピエール・ランパルの芸術性の最上にあった30年間の特別な記録といえましょう。」
【ランパル・プロフィール】
20世紀最高のフルート奏者の一人と目されるジャン=ピエール・ランパルは、1922年に当時有名だったフルーティストのジョゼフ・ランパルの息子としてマルセイユに誕生。
幼少の頃には画家志望だったというランパルが、マルセイユ音楽院の教授だった父親にフルートの手ほどきを受けたのは13歳の頃のことで、さらに両親は彼が医師になることを望み、また、ランパル自身もそれに同意して医科大学に進みます。
しかし、学業の途中で第二次世界大戦が勃発、軍隊に召集されることとなったランパルは、ほどなく敗戦したフランス軍兵士を待ち受けていたドイツ国内での労役を避けるため、パリ音楽院に入学することを希望し、運良く許可が下りて巨匠モイーズに師事、わずか5ヶ月でプルミエ・プリを獲得して卒業するという天才ぶりを発揮します。
卒業後もまだ戦争は終わっていなかったため、ランパルの演奏活動はレジスタンスの放送番組のために、シェーンベルク作品を演奏するといったことから始まることとなりますが、戦後、1947年におこなわれたジュネーヴ国際コンクールで優勝して注目され、同年から1951年までヴィシーの歌劇場のオーケストラ、1951年から1956年までフランス国立放送管弦楽団、1956年から1962年にはパリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者として活躍します。
その間、フランス管楽五重奏団、パリ・バロック・アンサンブルを自ら結成して活動を行い、また、1950年代前半からそのたぐい稀なテクニックと豊かな音楽性が注目を浴びていたこともあって、レコーディングでも活躍するようになりました。
その後のランパルの活躍は圧倒的なもので、過去の作品の研究・開拓による新たなレパートリーの掘り起こし、編曲も交えたレパートリーの拡大のほか、数多くの作曲家からの作品献呈を受けるなど、フルート音楽の世界をどんどん広げていった功績は、まさに20世紀最高のフルーティストならではのものでした。
第1弾となる「エラート録音全集 第1集」では、1954年から1963年にかけてレコーディングされた音源を収録。当時のランパルは、フランス国立放送管弦楽団[1951-1956]とパリ・オペラ座管弦楽団[1956-1962]の首席奏者のほか、ソロ奏者、室内楽奏者としても活躍していた時期で、その存在感には凄いものがありました。
なお、セットの解説書は欧文(英仏独)のみとなり、トラック・リストは各ディスクの紙ジャケット裏に記載される予定ということです。
【ランパルに寄す・・・エマニュエル・パユ】
「ここに復活するランパルの名演奏は、20世紀フランスのフルートの名手、ジャン=ピエール・ランパルの伝説的な演奏に光を当てた、完全な録音集です。彼は魅惑的な音、独特の言い回し、素晴しい妙技によってレパートリーの拡大を行いました。その特別なカリスマ性、楽器のために抱く情熱、驚くべき寛大さと若手音楽家の惜しみない激励・・・彼はフルートを通じて、より多くの人に音楽をもたらすことが一意に適格であったことにあります。これらはロストロポーヴィチ、スターンらと同等にあったのです。LPの黄金時代の間に、彼は多くの場合、燃えるような強烈さ、そして常に魅力的な解釈を基にし、至難な作品の録音まで行ったのです。この録音は、ジャン=ピエール・ランパルの芸術性の最上にあった30年間の特別な記録といえましょう。」
【ランパル・プロフィール】
20世紀最高のフルート奏者の一人と目されるジャン=ピエール・ランパルは、1922年に当時有名だったフルーティストのジョゼフ・ランパルの息子としてマルセイユに誕生。
幼少の頃には画家志望だったというランパルが、マルセイユ音楽院の教授だった父親にフルートの手ほどきを受けたのは13歳の頃のことで、さらに両親は彼が医師になることを望み、また、ランパル自身もそれに同意して医科大学に進みます。
しかし、学業の途中で第二次世界大戦が勃発、軍隊に召集されることとなったランパルは、ほどなく敗戦したフランス軍兵士を待ち受けていたドイツ国内での労役を避けるため、パリ音楽院に入学することを希望し、運良く許可が下りて巨匠モイーズに師事、わずか5ヶ月でプルミエ・プリを獲得して卒業するという天才ぶりを発揮します。
卒業後もまだ戦争は終わっていなかったため、ランパルの演奏活動はレジスタンスの放送番組のために、シェーンベルク作品を演奏するといったことから始まることとなりますが、戦後、1947年におこなわれたジュネーヴ国際コンクールで優勝して注目され、同年から1951年までヴィシーの歌劇場のオーケストラ、1951年から1956年までフランス国立放送管弦楽団、1956年から1962年にはパリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者として活躍します。
その間、フランス管楽五重奏団、パリ・バロック・アンサンブルを自ら結成して活動を行い、また、1950年代前半からそのたぐい稀なテクニックと豊かな音楽性が注目を浴びていたこともあって、レコーディングでも活躍するようになりました。
その後のランパルの活躍は圧倒的なもので、過去の作品の研究・開拓による新たなレパートリーの掘り起こし、編曲も交えたレパートリーの拡大のほか、数多くの作曲家からの作品献呈を受けるなど、フルート音楽の世界をどんどん広げていった功績は、まさに20世紀最高のフルーティストならではのものでした。
【収録曲】
Disc1
● ブラヴェ:フルート協奏曲イ短調
● ビュファルダン:フルート協奏曲ホ短調より
● コレット:3本のフルートのための協奏曲ト長調 Op.3-6
● モーツァルト:ディヴェルティメント K.187,188
● ペルゴレージ:2本のフルートのための協奏曲
Disc2
● ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲ハ長調 RV.443-444
● サンマルティーニ:ソナタ第1番ヘ長調
● クヴァンツ:ソナタ ハ長調 Op2-4
● テレマン:ソナタ ト短調 TWV42:g9
● ルイエ:ソナタ ニ短調 Op.2-4
● テレマン:リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調 TWV52:e1
● J.S.バッハ:マニフィカト BWV.243より
Disc3
● プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.94
● マルチヌー:フルート・ソナタ
● ヒンデミット:フルート・ソナタ
● ルーセル:三重奏曲ヘ長調 Op.40
Disc4
● モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 K.299
● ジョリヴェ:セレナーデ
● フランセ:管楽五重奏曲第1番
Disc5
● J.S.バッハ:フルート・ソナタ集(BWV.1030, 1031, 1032, 1020, 1033, 1034)
Disc6
● J.S.バッハ:フルート・ソナタ BWV.1035
● J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV.1013
● J.S.バッハ:『マタイ受難曲』より
● テレマン:カノン風ソナタ ニ短調 TWV 40:121
● ロカテッリ:ソナタ ホ短調 Op.4-1
Disc7
● ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
● ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
● J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV.1013
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲より(第6,3,11,1,8,10番)
● C.P.E.バッハ:無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq.132
Disc8
テレマン:
● 四重奏曲ト長調 TWV 43:G2
● 四重奏曲ホ短調 TWV 43:e4
● ソナタ イ長調 TWV 42:A
● 四重奏曲ニ短調 TWV 43:d1
● トリオ ホ長調 TWV 42:E4
Disc9
● タルティーニ:フルート協奏曲ト長調
● サンマルティーニ:フルート協奏曲ヘ長調
● ヴィヴァルディ:フルート協奏曲イ短調 RV.108
● ペルゴレージ:フルート協奏曲第1番ト長調
● ロッシーニ:四重奏曲第1番、第4番
Disc10
● ロッシーニ:四重奏曲第5番、第6番
● モーツァルト:ソナタ K.10-15
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)、他
録音:1954-63年
Disc1
● ブラヴェ:フルート協奏曲イ短調
● ビュファルダン:フルート協奏曲ホ短調より
● コレット:3本のフルートのための協奏曲ト長調 Op.3-6
● モーツァルト:ディヴェルティメント K.187,188
● ペルゴレージ:2本のフルートのための協奏曲
Disc2
● ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲ハ長調 RV.443-444
● サンマルティーニ:ソナタ第1番ヘ長調
● クヴァンツ:ソナタ ハ長調 Op2-4
● テレマン:ソナタ ト短調 TWV42:g9
● ルイエ:ソナタ ニ短調 Op.2-4
● テレマン:リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調 TWV52:e1
● J.S.バッハ:マニフィカト BWV.243より
Disc3
● プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.94
● マルチヌー:フルート・ソナタ
● ヒンデミット:フルート・ソナタ
● ルーセル:三重奏曲ヘ長調 Op.40
Disc4
● モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 K.299
● ジョリヴェ:セレナーデ
● フランセ:管楽五重奏曲第1番
Disc5
● J.S.バッハ:フルート・ソナタ集(BWV.1030, 1031, 1032, 1020, 1033, 1034)
Disc6
● J.S.バッハ:フルート・ソナタ BWV.1035
● J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV.1013
● J.S.バッハ:『マタイ受難曲』より
● テレマン:カノン風ソナタ ニ短調 TWV 40:121
● ロカテッリ:ソナタ ホ短調 Op.4-1
Disc7
● ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
● ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
● J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV.1013
● テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲より(第6,3,11,1,8,10番)
● C.P.E.バッハ:無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq.132
Disc8
テレマン:
● 四重奏曲ト長調 TWV 43:G2
● 四重奏曲ホ短調 TWV 43:e4
● ソナタ イ長調 TWV 42:A
● 四重奏曲ニ短調 TWV 43:d1
● トリオ ホ長調 TWV 42:E4
Disc9
● タルティーニ:フルート協奏曲ト長調
● サンマルティーニ:フルート協奏曲ヘ長調
● ヴィヴァルディ:フルート協奏曲イ短調 RV.108
● ペルゴレージ:フルート協奏曲第1番ト長調
● ロッシーニ:四重奏曲第1番、第4番
Disc10
● ロッシーニ:四重奏曲第5番、第6番
● モーツァルト:ソナタ K.10-15
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)、他
録音:1954-63年