Jean-pierre Rampalジャン=ピエール・ランパル

Discography

The complete HMV recordings 1951-76 / EMI録音全集:1951~76年【輸入盤】

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The complete HMV recordings 1951-76 / EMI録音全集:1951~76年【輸入盤】

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2015.09.11 発売2564.619039

ランパル没後15周年を記念して、EratoとEMI(HMV)のすべての音源をボックスで発売するシリーズの第4弾。全4巻CD67枚分となる大型企画で、初回のみの限定生産となります。
第4弾となるEMI録音全集では、1951年から1976年にかけてレコーディングされた音源を収録。当時のランパルは、フランス国立放送管弦楽団[1951-1956]とパリ・オペラ座管弦楽団[1956-1962]の首席奏者のほか、ソロ奏者、室内楽奏者としても活躍していた時期で、その存在感には凄いものがありました。
今回のセットには、パーロフォン、デュクレテ・トムソン、ディスコフィル・フランセ、パテなどの音源が収録されており、首席を吹いていたパリ・オペラ座管弦楽団の録音でのソロ・フルートの部分や、リステンパルトやラクロワとの共演など貴重音源が満載です。初回のみの限定生産となります。

【ランパルに寄す・・・エマニュエル・パユ】
「ここに復活するランパルの名演奏は、20世紀フランスのフルートの名手、ジャン=ピエール・ランパルの伝説的な演奏に光を当てた、完全な録音集です。彼は魅惑的な音、独特の言い回し、素晴しい妙技によってレパートリーの拡大を行いました。その特別なカリスマ性、楽器のために抱く情熱、驚くべき寛大さと若手音楽家の惜しみない激励・・・彼はフルートを通じて、より多くの人に音楽をもたらすことが一意に適格であったことにあります。これらはロストロポーヴィチ、スターンらと同等にあったのです。LPの黄金時代の間に、彼は多くの場合、燃えるような強烈さ、そして常に魅力的な解釈を基にし、至難な作品の録音まで行ったのです。この録音は、ジャン=ピエール・ランパルの芸術性の最上にあった30年間の特別な記録といえましょう。」

【ランパル・プロフィール】
20世紀最高のフルート奏者の一人と目されるジャン=ピエール・ランパルは、1922年に当時有名だったフルーティストのジョゼフ・ランパルの息子としてマルセイユに誕生。
幼少の頃には画家志望だったというランパルが、マルセイユ音楽院の教授だった父親にフルートの手ほどきを受けたのは13歳の頃のことで、さらに両親は彼が医師になることを望み、また、ランパル自身もそれに同意して医科大学に進みます。
しかし、学業の途中で第二次世界大戦が勃発、軍隊に召集されることとなったランパルは、ほどなく敗戦したフランス軍兵士を待ち受けていたドイツ国内での労役を避けるため、パリ音楽院に入学することを希望し、運良く許可が下りて巨匠モイーズに師事、わずか5ヶ月でプルミエ・プリを獲得して卒業するという天才ぶりを発揮します。
卒業後もまだ戦争は終わっていなかったため、ランパルの演奏活動はレジスタンスの放送番組のために、シェーンベルク作品を演奏するといったことから始まることとなりますが、戦後、1947年におこなわれたジュネーヴ国際コンクールで優勝して注目され、同年から1951年までヴィシーの歌劇場のオーケストラ、1951年から1956年までフランス国立放送管弦楽団、1956年から1962年にはパリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者として活躍します。
その間、フランス管楽五重奏団、パリ・バロック・アンサンブルを自ら結成して活動を行い、また、1950年代前半からそのたぐい稀なテクニックと豊かな音楽性が注目を浴びていたこともあって、レコーディングでも活躍するようになりました。
その後のランパルの活躍は圧倒的なもので、過去の作品の研究・開拓による新たなレパートリーの掘り起こし、編曲も交えたレパートリーの拡大のほか、数多くの作曲家からの作品献呈を受けるなど、フルート音楽の世界をどんどん広げていった功績は、まさに20世紀最高のフルーティストならではのものでした。
【収録曲】
Disc1
● ベートーヴェン:6つの民謡主題と変奏曲Op.105(抜粋)
● ベートーヴェン:10の民謡主題と変奏曲Op.107(抜粋)
● ベートーヴェン:三重奏曲ト長調WoO.37
● ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
● J.S.バッハ:ソナタBWV.1020&1035

Disc2
● J.S.バッハ:ソナタBWV.1030~1034
● J.S.バッハ:パルティータBWV.1013

Disc3
● メンデルスゾーン:夏の夜の夢~スケルツォ
● ベッリーニ:歌劇『ノルマ』~清らかな女神よ
● ファリャ:クラヴサン協奏曲
● マリピエロ:『対話第4番』より
● ラヴェル:序奏とアレグロ
● ラヴェル:マダガスカル島民の歌

Disc4
● ストラヴィンスキー:管楽八重奏曲
● オネゲル:室内協奏曲
● オネゲル:ロマンス
● アマーブル・マシス:パストラーレ
● アンリ・ガニュバン:陽気な男たちの行進曲
● グレトリ:協奏曲ハ長調
● ゴセック:ロンド ニ長調

Disc5
● J.S.バッハ:ソナタ BWV.1067
● モーツァルト:グラン・パルティータK.361*
● モーツァルト:アダージョ 変ロ長調K.411*
● モーツァルト:アダージョ ヘ長調K.410*

Disc6
● モーツァルト:セレナード第11&12番*
● モーツァルト:アダージョとロンド ハ短調K.617*
● ルーセル:ディヴェルティメントOp.6
● ルーセル:セレナードOp.30

Disc7
● J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番BWV.1047
● モーツァルト:フルート協奏曲第1&2番
● モーツァルト:アンダンテ ハ長調K.315
● モーツァルト:ロンド ニ長調K.anh.184

Disc8
● ヴィヴァルディ:協奏曲集Op.10(全曲)
● モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299

Disc9
● J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
● チマローザ:協奏交響曲ト長調
● ハイドン:ノットゥルノ第1番ハ長調
● J.S.バッハ:三重協奏曲イ短調BWV.1044

Disc10
● ヴィヴァルディ:フルート協奏曲RV.429
● ヴィヴァルディ:フルート協奏曲RV.441
● ヴィヴァルディ:フルート協奏曲RV.436
● ヴィヴァルディ:フルート協奏曲RV.427
● ヴィヴァルディ:フルート協奏曲RV.440
● ヴィヴァルディ:フルート協奏曲RV.438
● テレマン:組曲イ短調TWV 55:a 2

Disc11
● テレマン:協奏曲ニ長調TWV 51:D A1
● ハイドン:協奏曲ニ長調H.VIIf D1
● ソナタ第1番ハ長調Op.87

Disc12
● ハイドン:ソナタ第8番ト長調Op.90
● ヴィヴァルディ:忠実な羊飼いOp.13(全曲)

Disc13
● テレマン:ソナタ ヘ短調TWV 41:fis 1
● テレマン:ソナタ ロ短調TWV 41:h 4
● テレマン:トリオ・ソナタ変ロ長調TWV 42:B 4
● テレマン:協奏曲第1番ニ長調TWV 42:D 6
● シューマン:3つのロマンスOp.94
● ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲
● シューベルト:『しぼめる花』の主題による序奏と変奏D.802

Disc14
● ハイドン:四重奏曲Op.5(全6曲)
● ベートーヴェン:セレナード ニ長調Op.25

Disc15
● ヘンデル:『リナルド』~愛する妻よ
● テレマン:カンタータ『全ての人々よ、聞きなさい』TWV 1:921
● J.S.バッハ:カンタータ第13番『わが溜め息、わが涙は』~第5曲アリア
● カンタータ第123番『最愛なるインマヌエル』~第4曲レチタティーヴォ&第5曲アリア
● ラモー:テティス
● ラヴィ・シャンカール:魅惑の夜明け
● ラヴィ・シャンカール:朝の愛

Disc16
● ランパルへのインタビュー
1969年、1970年代録音

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