◇ちょっぴり風変わりな、シスコン気味の男の一世一代の恋。

『マグノリア』に続くポール・トーマス・アンダーソン監督による長編映画は、『ウェディング・シンガー』『ビッグ・ダディ』『Mr.ディーズ』（本年２月公開）などで人気のアダム・サンドラー、『奇蹟の海』『ボクサー』『アンジェラの灰』のエミリー・ワトソンによる、コメディー・タッチの恋物語。アダム・サンドラーはこれまでに７本の主演作が全米興行成績１位に輝いており、『ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ』や『アンジェラの灰』で演技力が高く評価されているエミリー・ワトソンとの共演は見ごたえ充分。サンドラー演じる主人公の男のエキセントリックなかわいらしさを好演している。 音楽はレット・ミラーのプロデュースなどで注目されるジョン・ブライオン。彼は現在もっとも注目されるコンポーザー、ポップ・クリエイターのひとりで、ジェイソン・フォークナーとザ・グレイズというバンドで活動していた後、フィオナ・アップル、エイミー・マン、ルーファス・ウェインライト、イールズ、エリオット・スミスらの作品をプロデュース。自らも『MEANINGLESS』というソロ・アルバムをリリースしている。