白人ギターの最高峰がヴァイブを含むピアノレス編成で挑んだ50年代中期の隠れた秀作。スタンダードやモダン・ジャズの名曲、ブルースを取り上げ、滋味溢れる演奏がじっくり楽しめる。

優雅なプレイで評価の高い白人ギタリスト、ジョニー・スミスが3人の名サック奏者、スタン・ゲッツ、ズート・シムズ、ポール・クイニシェットを迎えて録音した出世作。（1952年録音）

ルーストでのジョニー・スミス作品中、もっともユニークな1枚。

1958年にニューヨークを離れ、コロラドに移ったスミスが地元ミュージシャンと共演、個人宅で収録した1964年の貴重盤。哀愁溢れる〈サタンズ・ドール〉は、色褪せない名曲として多くの人の記憶に今も残る。