■収録：2005年5月 日本武道館

●1990年発表の傑作『ペインキラー』以来実に15年ぶりとなったロブ・ハルフォード(Vo)の復帰作にして最新作の『エンジェル・オブ・レトリビューション』が日本でもバンド史上最高のチャート成績を記録した鋼鉄神。その2005年の最新作を引っさげて行われたツアーから、熱狂の渦の中で迎えられた日本公演の武道館での模様を収録！

●1974年にデビューし、特に'70年代後半からは『ステンド・クラス』、『殺人機械』、『ブリティッシュ・スティール』、『復讐の叫び』、と名作を次々と世に送り出し、その攻撃的なサウンドのみならず鋲付き革ジャンのファッションやメタリックなバイクでの登場パフォーマンスなど、あらゆる面でその後のヘヴィ・メタルの方向性を決定付けたジューダス・プリースト。
時代の流れとともに変化したヘヴィ・メタル・シーンの中で、質の高い伝統を守りながらも常に未来に向かって自らをも進化させつづけてきたジューダス・プリーストはいつの時代もメタル・ゴッドとしてシーンに君臨してきました。そして今、また自らの手でヘヴィ・メタルの未来を提示してみせました。デビューから30年以上を経過して発表された最新アルバムの内容の充実ぶりや、過去の代表曲だけに頼らないツアーのセットリスト、今なおモダンなテクニックを吸収し技を磨きつづけるグレン・ティプトン(G)の姿勢など、いたるところでヘヴィ・メタルのあるべき姿を示し、またゴッドがゴッドたる所以を証明しています。

●2003年にロブ・ハルフォードの復帰がアナウンスされてから、ようやく2005年になって実現した、待ちに待った復活最強ラインナップでの日本公演。武道館のステージではヘヴィ・メタル・アルバムのオープニングとして今なお頂点とされる『復讐の叫び』('82)からの“ヘリオン”～“エレクトリック・アイ”の最強メドレーが幕開けを飾り、横浜、名古屋、金沢、広島の各会場では演奏されなかった代表曲のひとつ“エキサイター”も披露され、オーディエンスを熱狂させました。

パーソネル ： ロブ・ハルフォード(Vo)、 グレン・ティプトン(G)、 K.K.ダウニング(G)、イアン・ヒル(B)、 スコット・トラヴィス (Dr)