この作品は、台湾で生まれ日本で育ちながら、5か国語を話し、アーティストとしてボーダレスに活躍し続けてきたジュディ・オングが、1960～70年のデビュー当時、歌謡曲が全盛期を迎えていたあの時代の歌謡曲カヴァーアルバムを作りたいという強い意思で実現しました。
「魅せられて」 で表現された新しい女性像が強く印象に残るジュディ・オングが、今だからこそ歌えるラヴ・ソングを歌いたいということで選曲作業に入り、彼女自身のせつない恋を思い出しながら、また女優としてストーリーに身を置きながら心を籠めて歌い上げました。
しかし、そんなジュディ・オングによる失恋、悲恋ソングの数々を聞いてみると、「今の自分があるのは、あの頃の失恋のおかげ、別れや悲しみは人を成長させ、その思い出は人生の宝物」 という前向きなメッセージを感じさせてくれます。 同世代からすると “悲しくも美しい想い出”、若い世代からすると “素敵な大人の恋のきらめき” が、オリジナルアーティストとはまた違うジュディならではの世界が聴こえてきます。

こんな、ジュディ・オングの音楽活動47年、芸能活動53年の集大成的カヴァーアルバムとなっている「LAST LOVE SONGS～人には言えない恋がある～」を是非ご期待ください！