Katherine Jenkinsキャサリン・ジェンキンス

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宮城2校訪問

2011.12.20

キャサリンの訪問を待っていたかのような晴天の仙台。
かねてから、被災地の小学校を訪問したいとの希望を持っていたキャサリンは、
早朝の起床と移動を感じさせない晴れやかな笑顔で、10時過ぎに宮城県岩沼市玉浦小学校に到着。
すぐさま、アヴェ・マリア等のリハーサル。

10時30分からイヴェントは開始され、
500名の生徒やそのご父兄、諸先生方の拍手に迎えられ、キャサリンが登場。


イギリスの地図を見ながら、出身地、ウェールズの場所を紹介。
ウェールズの人にこの訪問を伝えると、みな宜しくと伝えて欲しいと言っていたことを明かします。

その後、歌手になるまでの経緯を話すキャサリン。
音楽が盛んなウェールズに生まれた歌うことが大好きだった少女が、7歳で教会の聖歌隊に入り、10歳で最もすぐれた歌手という称号をもらったという話や、教会の他にも学校の合唱団やミュージカルで歌った話を披露。

17歳でイギリスの名門、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックに合格。数千人の応募者からたった8人合格という超難関だったそうです。
4年生の時つくったデモ・テープが友人を介し、レコード会社にわたり、すぐさま、オーディション。歌ってから1時間も経たないうちに、6枚のアルバムを発売する契約の話になったとのこと。今までに8枚のCDをリリース。世界中の国々を訪れ、エリザベス女王やチャールズ皇太子、ウィリアム王子や、ハリウッドの女優の前でも歌った話を生徒に聞かせます。

大切なのは、まず第1に夢を持つこと。夢を信じて追い続けること。
第2に一生懸命努力すること。夢をかなえるのには、運も必要だが、努力することが大切、と生徒に語りかけるキャサリン。生徒たちが大人になったとき、夢をかなえることを信じていると結びます。

その後、1月からスタートするドラマの主題歌となる「アヴェ・マリア(シューベルト)」を熱唱。真剣な眼差しでキャサリンを見つめる生徒たち。
さらに、「サンタ・クロース・イズ・カミング・トゥ・タウン」を生徒が歌った後、キャサリン先生の指導が始まります。
ステージから生徒の座っているところに降りて、みなを立たせ、ウォームアップ開始。
まず、体を左、右にストレッチし、ジャンプを数回。その後、手の先をつま先につけて、体をほぐすように伝えます。
「大きな声で」と指導され、次第に歌声に活気が増す生徒たち。
合唱の最後で、「サンタ・クロース・イズ・カミング・トゥ・タウン」の歌詞を「キャサリン・ジェンキンス・イズ・カミング・トゥ・タウン」に替えるというご愛嬌。これにはキャサリンもびっくり。とても喜びます。

最後に、ステージに戻り、名曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」のアンコール。
ステージのそでからマイクを持ち、センターへと歩きながら歌うキャサリン。歌いおわると「ブラボー」の声も。
 
その後、6年生男子生徒が、給食の時、校内放送でキャサリンの歌を聴いていることを明かし、「アヴェ・マリア」に感動したとのあいさつ。
その兄の中学生生徒は、見事な英語で挨拶。二人ともキャサリンの熱い「ハグ」を受け、場内は大盛り上がり。
女子生徒による花束贈呈のあと、キャサリンのお返しのプレゼント贈呈に、生徒たちは大喜び。
キャサリンは、「今日のことは決して忘れない。きっと戻ってくる」とコメント。
その後、校庭で小学校2年生との「もみの木」植樹を行い、記念写真をとりました。


玉浦小学校訪問後、瓦礫の集積場が見える海岸公園へ。見渡す限り何もなくなってしまった平地と瓦礫の集積にキャサリンも言葉少なげで、感慨深い面持に。



引き続き、仙台市内の七郷小学校へ。
ここでは、6年生160名への歌のプレゼント。

玉浦小学校に引き続き、生徒たちに
「夢を持つことの大切さと、かなえるための努力の大切さ」を話した後、
「アヴェ・マリア」の美しい歌唱。

その後、生徒たちに「ウイ・ウッシュ・ア・メリー・クリスマス」の歌唱指導。
この歌を練習していて、既に上手だった生徒たちが、キャサリンの指導により、
大きな声でさらに上手に。その歌声にキャサリンも感動。

生徒たちのお返しの歌「涙をこえて」を熱心に聴いていたキャサリン。
歌の終わりに大きな拍手を贈っていました。

アンコールの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の途中では、
最前列の男子生徒に握手。
その後、生徒による原稿なしでの英語のお礼。
数年後、この町がもっともっと元気になった時に戻ってくることを述べ、
生徒たちにクリスマス・ツリーのプレゼント。
代表の女子男子生徒をハグ。大歓声が沸き起こりました。

教師をしていたことがあるので、子供が大好きと語るキャサリン。
音楽には癒しの効果もあるのでとも語り、宮城2校訪問を締めくくっていました。

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