「ピアノ付き大交響曲」とも言われる雄大なスケールをもつ名作です。
ブラームス特有のいぶし銀のような重厚なスタイルを基調としますが、イタリア旅行中に着想を得たというだけあって地中海的な明るさをあわせもっています。超絶技巧で知られる難曲ですが、カツァリスは並外れたテクニックと音楽性で説得力豊かな演奏を聴かせてくれます 。

録音：1989＆88年 DIGITAL

シプリアン・カツァリス （ピアノ）
フィルハーモニア管弦楽団
指揮：エリアフ・インバル