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日米のビッグ・ロック・バンドが日本支援のために一夜限りの超プレミア・シークレット・ライブをLAで開催!リンキン・パーク×B'z ~寄付金総額は35万ドル

2011.9.2

8月31日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで、
リンキン・パークがスペシャルライブを行いました。
この一夜限りのスペシャル・ライブは、ファンにとってもメンバーにとっても、
そして遠く離れた日本で東日本震災で被害を受けた子どもたちにとっても
特別なチャリティ・コンサートとなりました。

リンキン・パークが発起人となり7年に渡って積極的に募金活動をしている
慈善基金団体「ミュージック・フォー・リリーフ(Music For Relief)」の一環として
行われた今回のチャリティ・キャンペーンは、500ドル以上の寄付を集めたファンは、
B'zをスペシャル・ゲストとして迎えたシークレット・ライブへの2人分の招待を
受けられるというもの。
収益は100%、ミュージック・フォー・リリーフを通じて国際援助団体(NGO)
セーブ・ザ・チルドレンへと寄付され、3月11日に起きた大地震と大津波で
被災した子供たちの支援へ役立てられます。

およそ一ヶ月に渡りオンライン募金キャンペーンが繰り広げられたが、
8月24日の最終日までに集まった寄付金は35万ドル(2700万円)となり、
当初予定されていた参加者制限を超え、ライブ会場であるロサンゼルスの
マヤン・シアターはおそよ1000人の熱狂的ファンで埋め尽くされた。

ライブに先駆けて行われた記者会見では、
リンキン・パークからマイク・シノダ、チェスター・ベニントン、
B'zから松本孝弘、稲葉浩志、Whitney Showler(COO Music For Relief)、
Samuel Connor (Director of Philanthropic Services and Save the Children USA)
が出席しましたが、この中で、個人の最高寄付金額はなんと1万3千ドルだったことも
発表されました。



質疑応答でB’zは「今回のような素晴らしい企画に参加できて感謝していると同時に、
募金活動や企画のすべてに関わった人たちに、本当にどうもありがとうと言いたい。」
とコメント。
また今回の募金キャンペーンは、参加者が自分の友人・知人に呼びかけて集めた募金で
協力するというソーシャル・ネットワークを活用した新しい試みでしたが
「このような募金形体にしたことで、ファンの皆さんも実際に
“僕達にだって社会貢献ができるんだ”ということを実感してもらったことは
大きな意義があると思うし、そう思ってもらえたことはとっても嬉しい。」と
チェスターが語っていました。

またリンキン・パークとB'zは2009年に日本のサマーソニックで参加して以来の
交遊があるとのことですが、日系人であるマイク・シノダは
「僕が実際にB'zに会う前に、実は彼らの曲を聞いていたんだ。
僕の弟が日本に一年間留学していたことがあって、帰国した時に持ってきてくれた
CDの中にB'zのアルバムがあったんだけど、初めて聞いてすごく興奮したよ」と
いったエピソードも語っていました。

またSave the Children USAでは仙台周辺の小学生に新学期に向けての準備として
ランドセル5000個や給食などを支給することを発表。
リンキン・パークとB'zが笑顔で真っ赤なランドセルを囲み、充実した募金活動の報告を
して記者会見は幕を閉じました。

そしていよいよ始まったライブは、日本代表のB'zからスタート!


7月にもロサンゼルスで単独ライブを行っている彼らだが、本場アメリカのロックファン
も圧倒する「Ultra Soul」といったナンバーが響き渡りました。
『ダウンロード・トゥ・ドネート:ツナミ・リリーフ
(日本に寄付する為にダウンロードしよう)』にも収録された「Home」の
英語バージョンなど、ほとんどが英語歌詞でパフォーマンスされ、
観客からは「最高にロックだぜ!」といった感嘆の声がステージに向けられるほどの
熱狂ぶり。


ライブの途中、稲葉氏は
「日本は小さい島国ですが、先日の震災ではご存知のように津波で大きな被害を
受けました。でも、今回の皆さんの多大な募金には心から感謝しています。
日本語でも言わせてください。“本当にどうもありがとう”」
といって観客に一礼していた姿は感動の拍手と歓声が沸き起こり、
最後は「Juice」でチャリティ・コンサートのスペシャル・ゲストという大役を見事に
果たしていました。


続いて登場したのは、最新アルバム『ザ・サウザンド・サンズ』がまたも全米一位を
獲得し、昨年10月からスタートした「ア・サウザンド・サンズ・ツアー」で
いよいよ10日から来日公演がスタートするリンキン・パークの登場!
全世界で5000万枚アルバムを売り上げた彼らにとって会場のマヤン・シアターは
ここ10年で最も小規模のライブ会場とあって、中には開演前から9時間も待った
というファンを含む、500ドル以上の募金を集めやってきたファンたちは
スタート前から熱狂で沸き返っていました。
5つの大きなスクリーンに映しだされる映像とともに「Cure for the Itch」が
響き渡り、大ヒット曲「Faint」が始まりヴォーカルのチェスターのシャウトが
響き渡ると会場の興奮度はいきなり沸点に!
現代の曲がった構造のひずみを埋めるかのように叫び、社会の弱者となってしまった
若者たちの嘆きを代弁するリンキン・パークの楽曲は、過去4枚のアルバムで
ファンの深い共感を呼んできましたが、今日の日本支援の社会貢献を目的とした
コンサートでのチェスターの叫びは、いつもより一段と意味深いものに聞こえていました。
「ア・サウザンド・サンズ」からのシングルカット「カタリスト」、
「イリデセント」(映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』エンディングテーマ曲)、
そしてファンには馴染み深い大ヒット曲「Numb」「In the End」と全23曲をプレイ。
この合間にはチェスターがオーディエンスに向かって
「皆さんが送って下さったのは、たくさんの寄付というだけじゃなくて、
未来の希望なんです。本当にどうもありがとう」と語っていたが、
ライブが終了するとマイクとチェスターは観客にステージ上から拍手を送るだけではなく、
募金の恩返しといわんばかりに、観客レベルまで降りてひとりひとりの握手や声援に
10分以上に渡って答えていた姿もが感動的でした。
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■イベント概要
<日時>
2011年8月31日 19時30分~(LA時間)

<場所>
マヤン・シアター
1038 S. Hill Street
Los Angeles, CA 90015

<記者会見出席メンバー>
チェスター・ベニントン(リンキン・パーク)、マイク・シノダ(リンキン・パーク)、
松本孝弘(B'z)、稲葉浩志(B'z)、Whitney Showler(COO Music For Relief)、
Samuel Connor (Director of Philanthropic Services and Save the Children USA)<

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