Lorin Maazelロリン・マゼール
Discography
ブルックナー:交響曲第8番(ノヴァーク版)(SACDハイブリッド)
ブルックナー:交響曲第8番(ノヴァーク版)(SACDハイブリッド)
2024.10.09 発売¥3,300(税込)/WPCS-13862
ブルックナー生誕200年記念SACDハイブリッド・シリーズ
ブルックナー生誕200年を記念し、ワーナークラシックスが誇るブルックナーの名盤をSACDハイブリッドにて発売!
※日本のマスタリング・エンジニアによる特別な(ハイレゾ部分を補った)リマスターによるSACD化
※SACDハイブリッド
※グリーンレーベル仕様
ベルリン・フィルの音楽性を十二分に発揮させ、ブルックナーの精神世界を荘厳に描き尽くした名演。
<収録曲>
1 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版) 第1楽章:アレグロ・モデラート 16:18
2 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版) 第2楽章:スケルツォ(アレグロ・モデラート)&トリオ(ゆっくりと) 14:18
3 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版) 第3楽章:アダージョ(厳かにゆっくりと、ただしひきずらないように) 26:11
4 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版) 第4楽章:フィナーレ(厳かに、速くなく) 23:38
[演奏]
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ロリン・マゼール(指揮)
[録音]
4 & 7 June 1989, Philharmonie, Berlin
2024年、本国のデジタルマスターから新規でリマスターしSACD化。
SACD層、CD層別々にマスタリング
リマスタリング:藤田厚生
《新リマスターによるワーナーのブルックナーの名演の新発見》 音楽評論:西村祐
◆ロリン・マゼールのブルックナーの8番
前年(1988年)録音の第7番とともに、「マゼールらしくない」演奏として知られる第8番。全体通して恣意的とも即興的とも思える独特のアゴーギクや細部の強調は全く見られず、フィナーレのコーダ入口のような場所でももったいぶらずに滔々と流れ続ける太く濃厚な音楽がまさに感動的な名演である。
このリマスターでは、当時(帝王カラヤンが没するまさに直前だ)のベルリン・フィルが持っていたパワフルで刺激的な響きはそのまま、温かみと立体感が加わった。充実した中音域に特に耳を奪われるが、重すぎない低音と少ししっとりした高音楽器群のブレンドも素晴らしく、各パートのクリアさとのバランスがまさに完璧だ。アダージョの広大な空気感もさることながら、聴きどころのひとつでもあるフィナーレのティンパニの凄さと言ったら言葉を失うほど。マゼールの真の実力がフルに発揮された名演の名リマスターと言えるだろう。
西村祐…音楽評論、フルート奏者。旧「レコード芸術」吹奏楽/管打楽器部門月評担当のほか、ハイレゾを含むオーディオや録音の批評や執筆も行っている。
※日本のマスタリング・エンジニアによる特別な(ハイレゾ部分を補った)リマスターによるSACD化
※SACDハイブリッド
※グリーンレーベル仕様
ベルリン・フィルの音楽性を十二分に発揮させ、ブルックナーの精神世界を荘厳に描き尽くした名演。
<収録曲>
1 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版) 第1楽章:アレグロ・モデラート 16:18
2 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版) 第2楽章:スケルツォ(アレグロ・モデラート)&トリオ(ゆっくりと) 14:18
3 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版) 第3楽章:アダージョ(厳かにゆっくりと、ただしひきずらないように) 26:11
4 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版) 第4楽章:フィナーレ(厳かに、速くなく) 23:38
[演奏]
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ロリン・マゼール(指揮)
[録音]
4 & 7 June 1989, Philharmonie, Berlin
2024年、本国のデジタルマスターから新規でリマスターしSACD化。
SACD層、CD層別々にマスタリング
リマスタリング:藤田厚生
《新リマスターによるワーナーのブルックナーの名演の新発見》 音楽評論:西村祐
◆ロリン・マゼールのブルックナーの8番
前年(1988年)録音の第7番とともに、「マゼールらしくない」演奏として知られる第8番。全体通して恣意的とも即興的とも思える独特のアゴーギクや細部の強調は全く見られず、フィナーレのコーダ入口のような場所でももったいぶらずに滔々と流れ続ける太く濃厚な音楽がまさに感動的な名演である。
このリマスターでは、当時(帝王カラヤンが没するまさに直前だ)のベルリン・フィルが持っていたパワフルで刺激的な響きはそのまま、温かみと立体感が加わった。充実した中音域に特に耳を奪われるが、重すぎない低音と少ししっとりした高音楽器群のブレンドも素晴らしく、各パートのクリアさとのバランスがまさに完璧だ。アダージョの広大な空気感もさることながら、聴きどころのひとつでもあるフィナーレのティンパニの凄さと言ったら言葉を失うほど。マゼールの真の実力がフルに発揮された名演の名リマスターと言えるだろう。
西村祐…音楽評論、フルート奏者。旧「レコード芸術」吹奏楽/管打楽器部門月評担当のほか、ハイレゾを含むオーディオや録音の批評や執筆も行っている。