Martha Argerichマルタ・アルゲリッチ

Discography

The Legend – Solo Piano & Chamber Music (Vinyl) / ザ・レジェンド – ピアノ・ソロ & 室内楽(アナログLP盤)【輸入盤】

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The Legend – Solo Piano & Chamber Music (Vinyl) / ザ・レジェンド – ピアノ・ソロ & 室内楽(アナログLP盤)【輸入盤】

  • ALBUM
  • アナログ
  • 輸入盤

2025.06.06 発売2173.258385

伝説的なピアニスト、マルタ・アルゲリッチによる、
ピアノ・ソロ&室内楽作品の名演からのアナログLPレコード・ベスト盤


【収録予定曲】
《Side A》
シューマン:子供の情景 Op.15 ~ トロイメライ
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 K.545
        ~ 第1楽章:Allegro(グリーグによる2台ピアノ編)
  [共演]ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ)
ショパン:マズルカ第38番 嬰ヘ短調 Op.59-3
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
       ~ 第4楽章:Finale. Presto non tanto
ショパン:マズルカ第36番 イ短調 Op.59-1
シューマン:幻想小曲集 Op.88 ~ 第3曲:Duett
  [共演]ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、
      ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
《Side B》
ラヴェル:夜のガスパール ~ 第1曲:オンディーヌ
メンデルスゾーン:夏の夜の夢 Op.61 ~ スケルツォ(2台ピアノ編)
  [共演]クリスティナ・マルトン(ピアノ)
チャイコフスキー:くるみ割り人形 Op.71
       ~小序曲、ロシアの踊り(2台ピアノ編)
  [共演]ミラベラ・ディーナ(ピアノ)
プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 Op.25「古典」
       ~ 第4楽章:Molto vivace(2台ピアノ編)
  [共演]イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
          ~ 第3楽章:Precipitato

【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

【仕様】140gアナログLPレコード

 「生ける伝説」という言葉は、マルタ・アルゲリッチにこそふさわしい表現です。その卓越した技巧、深い洞察、幅広いレパートリー、寛大さ、そして謎めいた彼女の演奏は、他に類を見ないほど魅力的なピアニストにしています。
 1955年、彼女がオーストリアでフリードリヒ・グルダに師事するため、家族はヨーロッパへ移住しました。この際、アルゼンチン政府が彼女の両親にウィーンの大使館で外交官の職を与えて支援しました。彼女は1957年にジュネーブ音楽コンクールとブゾーニ国際コンクールで優勝しましたが、24歳のときにワルシャワで開催された第7回ショパン国際ピアノコンクールで優勝したことで、彼女が大きな才能であることが確立されました。その後、1965年の伝説的なショパン・リサイタル(EMI Classics、現在はWarner Classicsより発売)が続きます。
 彼女の驚異的な技巧は、しばしばホロヴィッツと比較されることがあります。ラヴェルの《夜のガスパール》を「非常に難しい」と言われてから3日で習得したという逸話も有名です。彼女のソロキャリアは四半世紀にわたり続き、その間、ショパンやリストといったロマン派の名曲の解釈における才能は、ラヴェル、ラフマニノフ、プロコフィエフ、メシアンといった20世紀の巨匠たちの作品を演奏する際の輝かしさと並ぶものでした。
 しかし、彼女が自身の演奏を室内楽と協奏曲に限定するという決断を下したのは、インタビューで語ったように、ステージ上で独りで演奏することの孤独感が理由でした。この道を歩むことが彼女のここ数十年のキャリアとなり、彼女は今なお現代の世代で最も輝かしいピアニストの一人としてのオーラを放ち続けています。
 

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