「お前の氷のナイフが俺を突き刺す。」
"マルティレス・デル・コンパス"
妖しい魅力があふれるフラメンコ・リズムの殉教者たちによる情熱の音楽。

トニー・ガトリフ監督による映画『ベンゴ』（5月下旬シネマライズにて公開予定）で注目されるスペイン、アンダルシア地方のフラメンコ音楽。

1999年のアルバム・リリース以来、アンダルシアからスペイン全土、そしてヨーロッパへと活動の場を広げる注目のフラメンコ・ライヴ・バンド、マルティレス・デル・コンパス。訳すると、“リズムの殉教者たち”となる彼らはチコ・オカーニャをリーダーとする新たなフラメンコ・バンド。時に女性フラメンコ・ダンサーを含むというその妖艶なライヴ活動が評価され、エラート・レーベルと契約、昨2000年にデビュー・アルバムとなるこの作品をリリースした。

トラディショナルなフラメンコというだけでなく、アラブ音楽やレゲエのリズムまで採り入れた斬新な感覚がヨーロッパでは大きな話題となっている注目の新人バンドのデビュー・アルバムである。