松岡直也
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追悼、トゥーツ・シールマンス・・・。世界的ハーモニカ・プレイヤーが参加し、故松岡直也関連作品の再発リクエストNO.1の名盤『カレイドスコープ』(松岡直也 feat.トゥーツ・シールマンス&松木恒秀)が最新リマスターで11/23(水)に25年ぶりの復刻!
2016.9.30
ジャズ界の「伝説的なハーモニカ奏者」として、不動の評価を得たトゥーツ・シールマンス。ベニー・グッドマン、マイルス・デイビス、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ジョエルら幅広いジャンルの音楽家と共演を果たし、子供向け米テレビ番組「セサミ・ストリート」のテーマ曲でもハーモニカを演奏した伝説の名プレイヤーが、祖国ベルギーで2016年8月22日に死去。
そのトゥーツ・シールマンスが、故松岡直也と共演し、1979年に日本のみでリリースされた伝説の作品が、2016年最新リマスター&新規解説で25年ぶりに復刻!
本作『カレイドスコープ』は、多重録音で失われたフュージョンの即興性を取り戻すべく、1979年当時の最新技術デジタル2トラック1発録りにより、ダビングとミックスダウンを一切排除し、ライヴの臨場感とプレイヤーの緊張感が直接、肌に伝わる作品を創り上げようと企画されたプロジェクト。その狙いは見事に的中し、松岡直也の作・編曲によるオリジナル楽曲に、トゥーツ・シールマンスの驚異のハーモニカと松木恒秀のアグレッシヴなギターが繰り広げる白熱のフュージョン・セッション・アルバムとなり、ジャズ/フュージョン・ファンとオーディオ・ファン両方に満足してもらえる「名盤」が奇跡的に生み出された。
また本作は、1979年に日本でしか発売されず、国内盤が1991年にCD再発されて以降、廃盤となっており、海外のファンの間では入手困難な超プレミア作品となっていた。
残念ながら、松岡直也は2014年4月29日、トゥーツ・シールマンスは2016年8月22日に、惜しまれつつ他界。そういった意味でもこの作品は、とても貴重で、きらめく才能が出会った一期一会の名作だ。
【作品情報】
松岡直也 feat. トゥーツ・シールマンス & 松木恒秀/『カレイドスコープ』
品番:WPCL-12498 定価¥1,500(本体)+税
2016年11月23日(水)発売
<収録曲>全5曲収録
1.FALL FOREVER
2.DRIED FLOWER & DRIED LOVE
3.IVORY ISLANDS
4.CADILLAC
5.FANCY PRANCE
全5曲収録
<参加アーティスト情報>
松岡直也(Piano)、トゥーツ・シールマンス(Harmonica)、松木常秀(Guitar)、
村上秀一(Drums)、土岐英史(Soprano Sax)、向井滋春(Trombone)、長岡道夫(Bass)、
高橋ゲタ夫(Bass)、ペッカー(Percussion)他参加。
<アーティスト・プロフィール>
■松岡直也(1937年 - 2014年)
ピアニスト、作・編曲家。
松岡直也&ウィッシングとして独自のラテン・フュージョンで人気を博し、その後も松岡直也グループやバンダ・グランデを率いて「9月の風」や「ハートカクテル」など大ヒット作品を次々と生み出した。作・編曲家としても1985年、日本レコード大賞受賞曲「ミ・アモーレ」の作・編曲を手掛け、日本作曲家大賞・優秀作曲家賞を受賞するなど幅広い活躍をみせる。
■松木常秀(1948 - )
1960年代後半から活躍するギタリスト。1970年代後半には大野雄二率いるユー&エクスプロージョンバンドのバンマスとして「ルパン三世」「大追跡」「人間の証明」などのレコーディングに関わる。また山下達郎やサリナ・ジョーンズ、ナンシー・ウィルソン、他数多くのミュージシャンと共演する。
■トゥーツ・シールマンス(1922年-2016年)
ベルギー出身のジャズ・ハーモニカの第一人者で、男爵の称号を持つベルギー貴族である。マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンス、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ジョエルら幅広いジャンルの音楽家と共演。米国の人気子供番組『セサミストリート』のテーマ曲でもハーモニカを演奏している。本作は日本でしか発売されなかったので、海外のファンの間ではプレミア作品となっている。本年8月22日に母国ベルギーにて94歳で死去。
松岡直也ホームページ:http://www.ant-inc.com/