ミシェル・ベロフ（Michel Béroff）の初期のキャリアは、オリヴィエ・メシアン（Olivier Messiaen）の音楽と切り離せない関係にあります。作曲家であるメシアンはベロフの父のピアノ教師であり、その父が息子に現代ピアノ音楽への情熱を植え付けました。

わずか11歳にして、ベロフはピアノのレパートリーの中でも最も難解な作品のひとつである《幼子イエスに注ぐ20のまなざし》全曲を演奏できるほどの才能を示しました。その後、彼は第1回メシアン・コンクールで優勝し、1968年に《時の終わりの四重奏曲》の録音でEMIからディスコグラフィー・デビューを果たしました。

メシアン：
8つの前奏曲
4つのリズムの練習曲
　［演奏］ミシェル・ベロフ（ピアノ）
　［録音］21-23.III, 2, 3, 5.V.1978, Salle Wagram, Paris