シンプリー・レッドの「声」、ミック・ハックネルのデビュー・ソロ・アルバム『アメリカン・ソウル』。国内盤の発売は12月5日となりますが、輸入盤は一足先に先日リリースされました。

『アメリカン・ソウル』というタイトル通り、収録されているのはアメリカンのソウル・クラシックスが殆ど。しかもいずれの曲も、ミック本人が聴いて育ち、またアーティスト、そしてシンガーとしての彼に影響を与えてきたものばかり。最後の1曲だけ、アンソニー＋ザ・ジョンソンズのカバーですが、他の曲と違和感なく収まっているのがさすがです。

彼が影響を受けた楽曲には当然、アトランティック・レコーズのものも含まれています。今作では2曲、オーティス・レディングの「ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラブ・イズ」（こちらは英国でのリード・シングルになります）、そしてレイ・チャールズの「ロンリー・アヴェニュー」が収録されています。

それぞれの楽曲について、ミック本人は以下のように一言コメントを寄せています。コメントの原文はCDのブックレットに、７インチ・シングル・レコードのジャケットとともに載っています。アルバムでなく、敢えて７インチ・シングル・レコードと一緒に紹介しているところにミックの“ソウル愛”を感じます。





オーティス・レディング「ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラブ・イズ（この強き愛）」
「グレイトな曲だ。歌詞が持つ詩情がずっと大好きだったんだ」

レイ・チャールズ「ロンリー・アヴェニュー」
「この曲の際立ったテンポをすごく気になっている。耳について離れないんだ！これは彼がレコーディングした数多くのグレイトな曲の一つだ」

ちなみに、こちらの楽曲が収録されているアルバムも、『アトランティックＲ＆Ｂベスト・コレクション』の第一弾シリーズで10月3日に発売されたばかり！
それぞれのアルバムはこちらになります。

オーティス・レディング『ソウル・バラードを歌う』
OTIS REDDING / SINGS SOUL BALLADS
WPCR-27501
http://wmg.jp/artist/otisredding/WPCR000027501.html

レイ・チャールズ『イエス・インディード！』
RAY CHARLES / YES INDDED!
WPCR-27528 (日本初CD化）　
http://wmg.jp/artist/raycharles/WPCR000027528.html

シリーズのラインアップはこちらでチェックできます。
http://wmg.jp/randb1000/

ミックのヴァージョンとの聴き比べてみるもの良いかも知れません。