Miles Davisマイルス・デイヴィス
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ジャズ界の帝王、マイルス・デイヴィスの、長年ベールに隠されていた秘蔵アルバム『ラバーバンド』が遂に本日発売に! このアルバムの発売を記念して、ミニ・ドキュメンタリー・フィルムを公開!
2019.9.6
30年以上もの間誰にも聴かれることなく、誰にも触られないままとなっていた、マイルス・デイヴィスの幻のアルバム『ラバーバンド』が、遂に本日発売となった。この発売を記念して、今作のレコーディングからリリースに至るまでの過程を、オリジナル・プロデューサーのランディ・ホールやゼイン・ジャイルズ、マイルスの甥でありドラマー/プロデューサーであるヴィンス・ウィルバーン・ジュニア、そして今作にゲスト・ヴォーカリストとして参加しているララ・ハサウェイやレデシーといった人達からのコメントを中心としたミニ・ドキュメンタリー映像(日本語字幕付)が現在公開されている。
『ラバーバンド』 ミニ・ドキュメンタリー映像:
https://youtu.be/E28mM97I8bU
1985年、マイルス・デイヴィスは30年にも渡り所属していたコロンビア・レコードを離れ、新たにワーナー・レコーズと契約し、世界中に衝撃を与えた。その年の10月、ロサンゼルスにあるAmeraycan Studiosにてプロデューサーのランディ・ホールとゼイン・ジャイルズとともにアルバム『ラバーバンド』のレコーディングを開始、マイルスはこの作品で、ファンクやソウルのグルーヴを大胆に取り入れ、急進的なサウンド・スタイルという方向性を打ち出し、アル・ジャロウやチャカ・カーンをゲスト・ヴォーカリストとして迎える予定もあったという。しかし、最終的にこの作品は日の目を見ることなく、マイルスは新たな作品をレコーディング、今や歴史的名盤として知られる傑作『TuTu』をもって、移籍第一弾作品としてリリースする。結果、この『ラバーバンド』は30年以上もの間、そのまま誰にも聴かれることなく、誰にも触れられないままの状態となっていた。
この幻の作品を今回最終的に完成させたのは、オリジナル・セッション時のプロデューサーでもあったランディ・ホールとゼイン・ジャイルズに加え、85年から86年にドラマーとして実際にレコーディングに参加していたマイルスの甥、ヴィンス・ウィルバーン・ジュニアだ。また、ジャケット・カヴァーは当時マイルスが描き上げた絵画がレイアウトされている。
「マイルスおじさんも、この仕上がりを誇りに思ってくれるはずさ。ランディとゼイン、そして私や、このプロジェクトに携わった全ての人達が、この「Rubberband」に全ての情熱と魂を注ぎ込んできたからね」 ─ ヴィンス・ウィルバーン・ジュニア
アルバムの購入、ストリーミングはこちらから:
https://WarnerMusicJapan.lnk.to/MilesDavisRBPu