ロストロポーヴィチによる熱気あふれる名盤《チャイコフスキー交響曲全集》が、 初のリマスターを行い、SACDハイブリッド盤にて発売！

ジュリーニのドヴォルザークの深みと詩的な表現力。 民族色やエネルギーだけではなく、その音楽に潜む精神性や構造美を際立たせた名演。 2025年リマスター音源によるSACDハイブリッド限定盤

ロストロポーヴィチが1975年に録音した名盤ハイドンのチェロ協奏曲。 2017年リマスター音源を使用し、180gアナログLPレコード盤として限定生産リリース

チャイコフスキーの交響曲全集について、『愛情と魅力は、この豊かで楽しさに満ちたセットを際立たせる多くの特質の中でも特に顕著なものだ』と《グラモフォン》誌は評しています。この全集の中心を成す録音は、チャイコフスキー同様、ロシア音楽の魂を体現するムスティスラフ・ロストロポーヴィチによるものです。1976年から77年にかけて録音されたこれらの演奏は、このときのロストロポーヴィチは、祖国ソ連をあとにした直後ということもあってか、演奏はセッション・レコーディング離れした熱気を孕んだものとなっており、雄大で濃厚、ときに異様なまでの力に満ちた聴きごたえのある名演といえましょう。

HD (192 kHz / 24 bits) オリジナル・テープからのリマスター音源 チャイコフスキーの交響曲全集を収録したこれらの素晴らしい録音は、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチのキャリアにおけるハイライトの一つ。ソ連からの亡命後まもなく、彼はチェロの弓を指揮棒に持ち替え、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とともに情熱的な演奏を披露した。最新リマスタリング版！

バッハ：無伴奏チェロ組曲第1番～第6番、ヴィヴァルディ：チェロ協奏曲ニ短調RV406、CPEバッハ：チェロ協奏曲第2番、タルティーニ：チェロ協奏曲ニ長調、他 1991-1993年録音。 65トラック／4時間5分収録

日本でも多くの音楽ファンに愛された20世紀後半を代表するチェリスト、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ。その豊かな表現力と卓越した技術を巨匠パブロ・カザルスも絶賛。指揮者としても、特にスラブ音楽に独自の境地を開きました。 多くの演奏の中から、名チェロ協奏曲の名演を収録した デジタル配信専用長時間アルバム。 38トラック／5時間31分収録  

チェリスト、指揮者として、大戦間のソヴィエト及びUSでの亡命時において、ロシア音楽の中心として活躍したロストロポーヴィチ。プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、ミャスコフスキーたちと親しく交流したが、そんなソヴィエトの偉大な室内楽、協奏曲作品とロマン派（ラフマニノフ、スクリャービン、チャイコフスキー）の傑作のチェロ演奏を収録。また指揮者としてロンドン交響楽団、パリ管弦楽団の指揮録音、さらにムターやヴェンゲーロフをソリストに迎えた共演作品を収録。1956-1999年録音。 60トラック／7時間26分収録

ロストロポーヴィチ指揮によるプロコフィエフの交響曲シリーズ。 若き日に親密な友人関係にあり、チェロ作品の献呈を受けたロストロポーヴィチによる、メンター、プロコフィエフへのオマージュとしての全曲録音の一環、1986-1987年録音。

ロストロポーヴィチ指揮、フランス国立管のプロコフィエフ：交響曲シリーズ　新古典派的な手法の2曲。第4番は1930年オリジナル版での演奏で、バレエ「放蕩息子」からの主題から派生した作品、1987年録音。  

プロコフィエフの交響曲作品の中での最も強烈なメッセージ性を持つ「第2番」（作曲者自身が鉄と鋼の作品と呼んだ）と苦痛感と厳粛さを持つ「第6番」（第2次大戦中の作曲）の組み合わせ、1986年録音。

作曲者と親交のあったロストロポーヴィチならではのホットかつ重量感たっぷりのアプローチの聴ける全集。第7番や第10番はもちろん、初期の作品に至るまで徹底して大きな身振りと熱い歌心で再現された、“定番”的存在として広く知られた演奏です。ロストロポーヴィチが当時関係の深かったワシントン・ナショナル交響楽団とロンドン交響楽団に振り分けて録音されていますが、第14番『死者の歌』に関してはロストロポーヴィチ自身の希望により、これ以上の演奏は不可能と言うことで再録音はされず、ロストロポーヴィチ、ヴィシネフスカヤ夫妻がソヴィエトから亡命する直前に録音された迫感が凄まじい演奏が収録されています。