MY CHEMICAL ROMANCEマイ・ケミカル・ロマンス

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「ザ・キッズ・フロム・イエスタデイ」のビデオが完成されるまでの経緯とは…!?

2012.1.17

“ザ・キッズ・フロム・イエスタデイ”のビデオについて、メンバーのフランクのブログがアップされました。
ファンが作ったビデオにインスパイアされ、メンバーが起こした行動とは!?
以下、ブログの翻訳になります。是非、ご一読下さい♪

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やあ、みんな・・・僕達のニュー・シングル、“ザ・キッズ・フロム・イエスタデイ”のビデオができたよ。これが『デンジャー・デイズ』からの最後のシングルになって、メンバー全員が大好きな曲で終えるのが一番だと思ったんだ。この曲は僕達ひとりひとりにとって、いろんな意味がある曲で、君達の心にも語りかけるものであってほしいと思ってる。どんなビデオにしようか考えたとき、すぐに頭に浮かんだのは“ビデオ・コラージュ”だった・・・去年の夏のレディング/リーズ・フェスでの忘れられないステージにいたるまでの、過去10年間のバンドの進化を見せるものにしたいって。そして映像を集め始めてから、ファンが作ってくれた最高にすばらしいビデオを見つけたんだ。エミリー・アイズマンっていう、すごい才能のある女の子で、ファン・ビデオを作ってユーチューブにアップしてくれていたのが、まさに僕達が作ろうとしていたものを完璧にまとめあげた作品になっていた。それで彼女と連絡をとって、僕達が持っていた映像も一緒に合わせて、このビデオができたんだ。
そこまでのいきさつを、エミリーにもっと詳しく話してもらうね:

「私が初めてマイケミの曲を聴いたのは7年前でした。彼らは反抗的で、大胆で、自分に自信を持って、堂々と派手なことをやっていて、私にないものを全部持っていました。恐怖心や期待を背負って、その重みに沈んでしまうのは簡単だけど、何かを成し遂げるインスピレーションを見つけて、はるかな地平線を見据えながら『私は決して振り返らずに走っていくんだ』って世界に宣言するのは本当に難しいこと。
それをマイケミはアルバムを出すたびにやってくれました。私は彼らの音楽に支えられて、彼らのアートの中に自分の人生が映し出されるのを見ました。そこには誰もが温かく迎え入れられて、女子だろうとゲイだろうとかなりのオタクだろうと関係なく、絶対に差別されない。これがどんなに大事なことか、私にはうまく言えません。でもなんとか言葉にしてみようとしてわかったのは、このバンドが自分にとってどんな存在か、言葉だけでは表現しきれないってことでした。
それで、ビデオだったらうまくできるかもと思って、曲はもうこれしかありえないと思いました。“ザ・キッズ・フロム・イエスタデイ”は『デンジャー・デイズ』の中で私が一番好きな曲です。ノスタルジックなところがあって、大人になることを歌ったアンセムで、忙しい日々に追われて「心が壊れそうなときに音楽を聴く」気持ちがどんなものか忘れてしまう不安が歌われてる。若さという理想郷を後にして、それでも過去の自分と現在の自分、ここまで来れた理由を忘れないこと。それはひとつの旅で、フィナーレでもありプレリュードでもある。別れを告げて、自分の道を行くこと。いつ終わりが来るかわからないから、「しっかりつかまって」―「俺の手をとって」のほうがいいかな―自分で何かを成し遂げようとしてみること。だって人生は一度きりで、今を生きるしかなくて、世界は自分で作っていくものだから。10年前に書かれた歌詞にもあったけど、不死という意味が決して死なないことだと思うなんて、間違いなんだから。
ビデオの制作過程をかっこよく書けたらいいけれど、私にはただラップトップといろんなことを先延ばしにする才能があっただけなんです。フローチャートを描いて、ラップトップがクラッシュしそうなくらい映像をダウンロードして、フォントがうまくいかなくて文句を言う夜が何日か続きました。引きこもりになりそうで、喜んで宿題を放り投げて、ポテトチップを食べまくって、一晩完徹して、やっと完成しました。
まさか私に、マイケミのマネジメントの最高にすてきな人たちから連絡が来て、オフィシャルのビデオに使わせてほしいと言われる日が来るなんて思いもしませんでした。トランザムや伝説的コミックブック・ライターが出てくるかっこよすぎるキルジョイ・ビデオが作られた後で、私が作ったものなんて勝負になれるわけがないから。
私の作品をほかのファンに観てもらえてたら嬉しいし、バンドのメンバーも観てくれたんだと思うと謙虚な気持ちになります。でもオフィシャル・ビデオに必要とされたんだと思うと、嬉しくて暴れました。私が大学を中退せずに、未来を失わずに、夢をひとつも実現できずにホームレス生活になる可能性だってあったのにそうならずにすんだのはマイケミのおかげで、そのお礼とお返しを実際にできたなんて、何て言えばいいかわからないし、ひとりで動揺するばかりです。
というわけで、こういうことになりました。
長くなってしまってごめんなさい。まとめると、とにかく嬉しい!アートの達成感! このバンドほんとに最高。ありがとう、ありがとう、ありがとう。みんな愛してる。」
エミリー

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以下、原文になります。
http://www.mychemicalromance.com/blog/frank/kids-yesterday-music-video

まだビデオをご覧になられていない方は、是非チェックしてみて下さい!

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