MY CHEMICAL ROMANCEマイ・ケミカル・ロマンス

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幻の未発表曲『コンベンショナル・ウェポンズ』のリリースを発表したマイケミ!メンバーのフランクからメッセージ到着!

2012.9.25

『デンジャー・デイズ』から2年、幻の未発表曲『コンベンショナル・ウェポンズ(CONVENTIONAL WEAPONS)』を配信とアナログ・レコードでリリースすることを発表した、マイ・ケミカル・ロマンス!

『コンベンショナル・ウェポンズ(CONVENTIONAL WEAPONS)』とは、2006年の『ザ・ブラック・パレード』と2010年の『デンジャー・デイズ』の間にレコーディングされたもので、10月から5ヶ月の間に次々とリリースされる未発表曲10曲。両面シングルがデジタル配信と7インチ・アナログ・レコードで発売される。アナログ・レコードは世界各国のミュージック・ストアで発売される。(発売日は前後する場合がございます。ご注意ください)

『コンベンショナル・ウェポンズ(CONVENTIONAL WEAPONS)』詳細はコチラ:
http://wmg.jp/artist/mychemicalromance/news_42973.html


そして、このニュース発表前にメンバーのフランクがブログをアップ致しました。
是非、ご一読下さい。

「CONVENTIONAL WEAPONS

みんなへ、

少し昔の話をさせてほしいんだ……2008年、それは僕達にとって最高の時期であり、最悪の時期でもあった……常に働いて移動する生活を何年も続けて、『ザ・ブラック・パレード』が起きて、マイ・ケミカル・ロマンスはバンドとして僕達が持ちえたほとんどすべてのゴールを達成してしまっていた。アルバムを売って、いくつものドアをけ破って、敵を作っては打ち負かしてきた……僕達は変化を起こしたのだと心から実感した。もし、頂点を極めて終わりにするという時があったのだとすれば……まさにあれがそうだった。でも僕らは、まだ比較的若かったし、「これからどうなる?」と思いながら開かれた未来が待ち構えているのは幸福でもあり災いでもあった。僕の心の中では、あの時点でバンドが終わったという確信が大部分を占めていて、憂鬱な気持ちになっていた。

僕は大人になってからのほとんどをこのバンドで過ごしてきて、人生におけるその一章が終わってしまうんだという考えはなかなか飲み込めなかった。でもその年の11月にジェラルドから電話があって、パッと気持ちが入れ替わったんだ。しばらく話をして、バンドのこと、僕達がこのバンドを愛し、憎む理由を話し合った。その話は、これからも連絡を取り合って新しいアルバムを作る計画を実行しようと約束して終わった。それから何カ月もかけて、僕達は少しずつ前進していった。アイデアが形になり始めた……どんなサウンドの曲を作るかを話し合って、インスピレーションを得るためにミックステープを交換し合って、ようやく第二の故郷のロサンゼルスに集まってプレプロダクションを始めることになった。

あの最初の電話を思い返すと、僕達が本当にお互いに対して言いたかったことは、「会いたい、いいことも悪いことも付いてくるけど一緒に音楽を作るのが好きなんだ、まだやめたくない」ってことだったんだと思う。僕達みたいに長くバンドにいると、ある特定の「レベル」に達することになる……時々、アルバムを作ることしかわからなくなるときがあるんだ。単純なことのやり方を忘れてしまいがちになる。たとえば友達と気持ちを通じ合わせて、一緒に音楽を作ることとか。何のルールも期待もなしに。今はっきり見えるようになって思うのは、僕達は全員がバンドとしてアルバムで何かを伝えたいという気になるまで、ただ部屋にこもってどんどん音を出してみるべきだったのかもしれない。でもそうはならなかった。その代わりに僕達はある特定のタイプのアルバムを作ろうと計画して、その特定の計画に合わせた曲を書いて、何かがおかしくて不自然で不完全な気がしながら自分を鞭打っていた。

1年近く自分達を痛めつけた後、そうやってできた不運な曲の数々は結局棚上げされることになって、僕達はバンドを救い出すためにもう一度ロブ・キャヴァロとダグ・マッキーンと組んで後に『デンジャー・デイズ』になるアルバムを作ることになった。

誤解をなくすために言うと、『デンジャー・デイズ』の前に書いた曲は決して悪い曲じゃなかったと僕は思う。実際、その中にはこれまでで最高に気に入っている曲もいくつかあるくらいなんだ。めちゃくちゃかっこいい曲がたくさんあって……たまたま、まずい時にまずい場所で生まれて、親である僕達がまだその曲をちゃんと育てる準備ができていなかっただけで……そういうわけでお蔵入りになってしまった。

僕はあの時できた曲をiPodに入れて、数か月おきに聴いては、「…ちぇっ」と思っていた。はじめは複雑な思いだった……確かに曲は気に入っていたけど、それを聴くと作ったときのつらさを思い出さずにはいられなかった。ちょっと不安な気持ちにさせられた。でも時が経つにつれて、もっと楽しんで聴けるようになっていって、そんな過去をちょっとなつかしく思えるようになった。それは僕の秘密のプレイリストだった。まるで僕が見つけたお気に入りの無名バンドで、ほかに聴いたことがあるのは世界に数人しかいないみたいに。

さらに時が経つと、これらの曲をリリースしたいという思いがどんどん強くなっていった。人はどう思うだろう? 僕と同じように気に入ってくれるだろうか? それともお蔵入りにして、完全に封印しようという思い付きが正しかったのか?

最近あったバンドミーティングで、結果的に僕達は過去のことも話すようになって、今ではもう4年近く前に書いた曲を一緒に聴き直した。それらの曲を聴いてどう感じるのか、いかにしてそれが今の僕達を可能にしたのか、そして曲の運命をどうするべきかについて話し合った。過去を隠し続けたままで、本当に前に進めるのか? 僕達は全員で、マイ・ケミカル・ロマンスの歴史におけるこの一章をこれ以上封印し続ける必要はないという結論に至った。

そういうわけで、10月から、5ヵ月連続で2曲ずつリリースしていくことに決めたんだ。2009年の「Conventional Weapons」セッションから生まれた計10曲だ。みんながこのタイムカ
プセルを楽しんでくれることを願うし、『デンジャー・デイズ』が生まれた背景がもっと明らかになって、そしてマイケミがこれからどこに向かうかのヒントも感じ取ってもらえたらいいと思ってる。あれは最高の時期であり、最悪の時期でもあった……そして今、ついに「Conventional Weapons」のヴェールを取り去る時が来たんだ。

何の決めつけもなしに、大音量で聴いてほしい。信じ続けて。フランクより。

**トラックリスト、リリースのスケジュール、予約の詳細は来週発表するよ**」

原文はコチラ:
http://www.mychemicalromance.com/blog/frank/conventional-weapons

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