ニュー・アルバム『ザ・ブラック・パレード』が引き続き好調なマイ・ケミカル・ロマンス。
今の彼らのショウがいかにシアトリカルかは、先週お伝えしましたが、ショウを見たレポーターによると、ショウの重点はあくまでも彼らの眩しくエネルギッシュなパフォーマンスに置かれてるとのことです。

そして、観客もこれまでのマイケミのショウと同じように全身でショウに参加しています。
ジェラルドが「ロサンゼルス!手をふってみせてくれ!」と叫ぶと、観客は彼に合わせて手を左右に振る。これだけ広い会場全体が一体となって手を振る様は、実に圧巻。
全ての曲で合唱が自然と巻き起こり、サプライズがいくつも飛び出てきます。
爆発音が会場をつんざき、「ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード」ではステージ左右から気球があがり、観客の大合唱は驚喜の叫び声に。この曲のクライマックスでは大量の紙吹雪が大雪のように舞い、ラストの爆発を境にバックが大きな建物から、市街の風景に変わる。
「キャンサー」では会場全体に携帯の光がまるで満点の星空のように広がって揺れ、「ママ」は真っ赤なライトの中で6つステージ上に建てられたパイロから何メートルもある炎が連続して吹き上がります。
「ディスエンチャンテッド」ではステージ上から滝のように炎が降り注ぎ、そして最新シングルの「アイ・ドント・ラヴ・ユー」では、フロアの何千人もの観客が一斉にジャンプし、「フェイマス・ラスト・ワーズ」では再び感動的な大合唱と共に炎が何十発と打ち上げられました。さて、武道館公演もこのようになるのでしょうか?本当に楽しみです。