MY CHEMICAL ROMANCEマイ・ケミカル・ロマンス

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ライブレポ到着! マイ・ケミカル・ロマンス@DOWNLOAD FESTIVAL 2007

2007.6.20

マイケミがこの世界屈指のヘヴィ・ミュージックの祭典へ出るのは2年ぶり。
前回はセカンド・ステージで熱狂的なファンでパンパンに膨れ上がった
テント内は熱気に溢れ、メンバーもすでに増大していたオーラで
白熱のパフォーマンスを見せてくれた。
そして今回は現在の人気に相応のヘッドライナー。
しかし彼らを待ち受けていたのは、アンチ・エモ層を中心とする
ブーイングの嵐。昨年のレディング・フェスでのボトル・バトルの再現が
予測されてはいたが、ふたを開けてみれば、
ヴォーカル、ジェラルドを中心に想像以上のブーイングの嵐が
起こっていたのには驚いた。
フェス・サイドも予めマイケミと同時刻の別ステージにKornや
スイサイダル・テンデンシーズといったアクトを配置することで
回避策を投じたが、ボトラー達の心変わりとなる特効薬とはならず、
悪夢が繰り返されることとなった…。
「My Fxxkin’ Gerard!」と自虐的に登場したジェラルドへはもちろんのこと、
ステージへ容赦なく投げ込まれるボトルは雨なんて優しいものではなく、
雹のような凶暴さ。
レイとフランクはそんな現実に抗うかのように激しく動き、
なかでもフランクは“I’m not OK(I promise)"のラストで、
勢い余って後ろに転倒する場面もあったほど。
そんな逆境でも彼らが最後まで力強くステージに立ち続けられたのは、
「嫌われても気にしない。俺たちはロック・ショウをやりにきたんだ」と
語ったメンバー自身の意思と、まるでメンバーと共に戦っているかのように
その場から離れることがなかったファンの存在が大きかったからだろう。
“Welcome to the black parade"での天に向かって突き上げられた
無数の拳や、「ブラック・パレードのフラッグを振って!」とのジェラルドの
言葉に合わせ、猛々しく振られた手は、
会場全体で見れば半数に満たない数だったかもしれない。
が、そのひとつひとつは、まるで、決してはためくことを
止めない旗のような強さを持ち続けていたのだから。

【セットリスト】
1.DEAD!
2.This is how I disappear
3.I’m not OK (I promise)
4.Cemetery Drive
5.The sharpest lives
6.Welcome to the black parade
7.I don’t love you
8.Give ’ em hell, kid
9.House of wolves
10.Teenagers
11.The jetset life is gonna kill you
12.You know what they do to guys like us in prison
13.Sleep
14.MAMA
15.Famous last words
16.Cancer
17.Helena

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