Neil Youngニール・ヤング
Discography
NEIL YOUNG / ニール・ヤング<リマスター>
NEIL YOUNG / ニール・ヤング<リマスター>
2009.11.11 発売¥1,885(税込)/WPCR-75487
カントリー・ロックをベースに 入念に作り込まれたニール・ヤングのセルフ・タイトル 作品!!
バッファロー・スプリングフィールドの解散を経て発表された、深く、広がる世界を見せるソロ・アルバム。
バッファロー・スプリングフィールドの解散を経て発表された、深く、広がる世界を見せるソロ・アルバム。
★待望の初デジタル・リマスター盤(オリジナル・アナログ・マスター・テープ使用)がついに登場!
★2009年6月に発売された空前絶後のアーカイヴ・ボックスの延長上に位置する『ニール・ヤング・アーカイヴス・オフィシャル・リリース・シリーズ』の第1作目。
■ジャック・ニッチェのストリングス・アレンジが美しい超名曲、映画『いちご白書』挿入曲「ローナー」収録!!
■プロデュース:デヴィッド・ブリッグス、ニール・ヤング、ライ・クーダー
(68年作品)
M-1 THE EMPEROR OF WYOMNIG / ワイオミングの皇帝
M-2 THE LONER / ローナー
M-3 IF I COULD HAVE HER TONIGHT / もし、彼女が今夜来たならば
M-4 I'VE BEEN WAITING FOR YOU / 君を待ち続けて
M-5 THE OLD LAUGHING LADY / オールド・ラフィング・レディ
M-6 STRING QUARTET FROM WHISKEY BOOT HILL / ウィスキー・ブーツ・ヒルのストリングス・カルテット
M-7 HERE WE ARE IN THE YEARS / ヒア・ウィー・アー
M-8 WHAT DID YOU DO TO MY LIFE? / 人生の地点
M-9 I'VE LOVED HER SO LONG / 愛し続けていたのに
M-10 THE LAST TRIP TO TULSA / タルサヘの最後の旅
1945年11月12日、カナダのトロントに生まれる。父は著名なスポーツ・ジャーナリストだったが、少年時代に両親が離婚したため、ニールは母親とウィニペッグに移り、そのころから本格的にギターや作曲をはじめた。
地元での活動をへて60年代半ばに(中古の霊柩車で!)ロサンゼルスに向かった彼は、スティーヴン・スティルスらと 出会いバッファロー・スプリングフィールドを結成して66年にデビュー。
カントリー・ロックの可能性を追求するこのグループに、メイン・ソングライター、シンガー、ギタリストとして貢献するニール・ヤングの存在は各方面から熱い注目を集めるようにな っていく。
1968年、3枚のアルバムを残してバッファロー・スプリングフィールドが解散するとすぐにニールはソロ活動を開始。この時期にクレイジー・ホースの面々との運命的な出会いをはたす。翌69年、ニールはスティーヴン・スティルスがスタートさせていたクロスビー・スティルス&ナッシュに参加。ウッドストックのステージにCSN&Yとし て登場し、その後、『デジャ・ヴ』や『4ウェイ・ストリート』といったアルバムで圧倒的な評価を収めた。彼らが創造する豊かな魅力にあふれた音楽はシンガー・ソングライター・ブームの幕開けを告げるものであり、また、プロジェクト的グループというロックの新しい概念を提唱するものでもあった。
CSN&Yの成功にも後押しされ、ニール・ヤングの存在はさらに高い関心を集めるようになり、1970年発表の『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』、72年の『ハーヴェスト』によって彼は当時のロック・シーンの頂点に立つ。後者からは「孤独の旅路/ハート・オブ・ゴールド」が全米ナンバー・ワンを記録しているが、その後はあえて商業的な成功とは距離を置き、自分の歌の世界を追求しつづけていくことになる。
ザ・バンドの解散コンサート『ザ・ラスト・ワルツ』への参加、パンクへの共感を示した『ラスト・ネヴァー・スリープス』の発表などがつづいて70年代が幕を閉じ、80年代を迎えると、テクノ、ロカビリー、カントリー、ブルースなど、やや意外な、実験的な作品がつぎつぎと発表されていった。いずれもニールらしい音楽表現ではあっ たものの、結果的に評価も人気も下降線をたどりはじめることとなるのだが、しかし、1989年に発表されたアルバム『フリーダム』とそこに収められていた「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」で彼は完全復活をはたす。若いミュージシャンたちから 「グランジの祖父」と呼ばれるようになったのも、この時期のことだ。
91年に録音されたライヴ・アルバム『ウェルド』は、その再評価を決定づけるものだった。ボブ・ディランの30周年記念コンサートでのクラプトンらとの共演、ロックの殿堂入り、アンプラグドへの出演といった話題がつづき、この10年間も一貫してニールはきわめて精力的にアルバムを発表しつづけている。9.11テロ事件の直後、テレビの追悼番組であの「イマジン」を感動的に歌い上げる彼の姿も記憶に新しく、その後も意欲的な作品『グリーンデイル』を完成、同名のツアーも行った。
また、マイケル・ムーア監督の映画「華氏911」でもサウンドトラックや キャンペーン・ソングに「ロック・イン・ザ・フリーワールド」を提供するなど、変わらない積極的な姿勢を見せている。