ダニエル・ラノワ　プロデュースのニュー・アルバム『ル・ノイズ』をリリースしたばかりのニール・ヤング。ニール・ヤングの代わりにプロデューサーのダニエル・ラノワが新作が生まれた経緯を以下のように語っています。「彼の人生のこの時期に、まだ現れていないものがあるんじゃないかと感じた。彼が持ってきた曲は良かったけど、彼の中に存在しているものを表しているとは思えなかった。だからそっと彼を脇に押して、新しく表現できるものを考え出すように励ました。全力を傾ければ今の時点で彼が何を経験しているかが表せる。ただ、詳しい内容を知るなんて僕には関係ないことなんだ。彼のことを知っているし、彼の牧場にも行ったことがあるから、彼がスピリチュアルな人間で、常にいい曲を求めていることは分かっているけど、彼が今感じているものを表現していないなら、どんなに良い曲でも、僕は受け入れるつもりはなかった。こういうことって技術だけで話し合えることはないんだ。感情が絡んでくるし、非常に抽象的になる部分なんだ。ニール・ヤングを大きな部屋に、偉大な人たちと一緒に入れても、彼らは僕たちがやったものとは全く違うことをするだろう。出会いとか、縁って面白いものだと思う。一緒に仕事をして、ある結果を出す。こう言ったらどうだろう、僕は彼にはできるだけのことをしてあげたかった」