少年時代、名女流ニコラーエワから９年に渡って薫陶を受け、その後、セルゲイ・ドレンスキーらにも師事、ロシアン・ピアニズムの系譜を引き継ぐ者として注目されたニコライ・ルガンスキー(1972- )は、16歳でライプツィヒのバッハ・コンクールで銀メダル受賞、18歳でモスクワのラフマニノフ・コンクールで第2位、1994年にはチャイコフスキー国際コンクールで最高位を獲得した名手でもあります。 ルガンスキーのピアノは、細部まで練り上げられた美しい音と、完璧なテクニックによる各声部の見事な描き分けが相乗効果を発揮した魅力的なもので、エラート時代に録音したラフマニノフやショパン、ベートーヴェン、プロコフィエフのソロやコンチェルトは特に優れたものとして知られており、各国で高く評価されてもいました。 今回登場するセットはそれらをお買得価格でまとめたもので、ルガンスキー20代後半から30代前半にかけての卓越したピアニズムを手軽に楽しむことができます。

ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第3番、プロコフィエフ：「ロメオとジュリエット」からの10の小品、ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第14番「月光」など、全100トラック 約2時間12分収録。1999-2004年録音。 ※ Apple Music での配信はありません。

卓越したテクニックから紡ぎだすルガンスキーのラフマニノフ、2003-2005年録音。 ※ Apple Music での配信はございません。