ポスト・ハードコアと呼ばれる新世代メタル・サウンド。その代表格であり、そのシーンの中で凄まじい存在感を放つバンドが、このオブ・マイス＆メンだ。過去3枚のアルバムを発表しており、2014年1月にUSで発売された前作『RESTORING FORCE』は全米チャート4位を記録、全米だけで20万枚を超えるセールスを記録するなど、その人気と高い実力で若いメタル・ファンを熱狂させ、オールド・ファンからも一目置かれる存在とも言える彼らが、約3年弱振りとなる最新作『COLD WORLD』を完成させた！

前作発売後、数限りないツアーを重ねて世界中のファンや評論家、そして彼らが崇拝するロック・レジェンドたちからも賞賛を受けてきたこのオブ・マイス＆メン。まだ見ぬ巨星としてここ日本でも注目を集めており、昨年日本で開催されたOZZFEST JAPANにも出演を予定していたのだが、残念ながらフロントマンのオースティン・カーライルの病気の為その来日はキャンセルとなってしまった。しかし、その出演キャンセルという状況を軽く払拭してしまうほどの凄まじい最新作を作り上げてくれたのだ。

再びデイヴィッド・ベンデス（BREAKING BENJAMIN、PAPA ROACH、PARAMORE、KILLSWITCH ENGAGEなどを手掛ける）をプロデューサーに迎えて制作されたこの最新作『COLD WORLD』には、既に存在する彼らの強靱なファンベースを狂喜させ、さらにより幅広いロック／メタル・コミュニティにも圧倒的な印象を植え付けさせるような、全13曲のアグレッシヴなロック・アンセム達が収録されている。ソングライターとして、そしてパフォーマーとして、より大きな存在となった彼らの現在の姿をまざまざと見せつけてくれる作品なのだ。

現在彼らはSLIPKNOTやMARILYN MANSONとのアリーナ・ツアーで全米をサーキットしており、その後はイギリスとUSのヘッドライン・ツアー、そしてA Day To Rememberとのワールド・ツアーが予定されている。まだ見ぬこの巨星の「生」のパフォーマンスを早くここ日本でも体験できることを願いつつ、この最新作にどっぷりとハマって欲しい。