Opethオーペス

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深みに満ちた「プログレッシヴ・サウンド」

2011.9.5

スウェーデンが産んだ孤高の存在、オーペス。その深淵なる世界観と獰猛さと優しさが同居したスタイルで、
コアなファンを魅了し続ける彼らが、その深淵る世界観をより深く掘り下げた、
恐ろしいほどの完成度に満ちた作品を届けてくれました。そのタイトルは『ヘリテイジ』。

デス・メタルに根付いた獰猛なヘヴィネスでファンを飲み込んできた彼らですが、
今回の作品では「獰猛さ」というより「より深い闇」に包まれた、ダークでありながらヴィンテージ感漂う、
オーペスにしかなしえない深みに満ちた「プログレッシヴ・サウンド」を構築しており、
従来のファンはもちろんのこと、より幅広いロック・ファンをも取り込む求心力に満ちた作品を届けてくれたのです。

ちなみにフロントマンのミカエル・オーカーフェルトは大のレコード・コレクター。
世界各国で様々なヴィンテージ・レコードを収集する彼ですが、
ここ日本でも毎回来日するたびに中古レコード屋めぐりをして、かなりの枚数を買っていきます。

「日本盤の昔のレコードで、しかも内容物や帯がちゃんとついてるものは、ヨーロッパじゃほぼ入手できないんだ。
だからもう持ってるアルバムでも、日本盤を見つけると絶対買いたくなるんだよね」
とは本人の言葉でした。
たぶん今も、新作用のプロモーションを行いながら、暇を見つけてはレコードを物色しているはず。

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