ニュー・アルバム『テン・イージー・ステップス～欲しいものを手に入れるための10ヶ条』を１１/２２に発売したジ・オーディナリー・ボーイズ。今回は、シングル「ロンリー・アット・ザ・トップ」について、プレストンに語ってもらいました。
「アルバム中一番ポップな曲。俺たちとって、まじりっけなしのポップ・ソングを作るというのは常に一つのチャレンジだったんだけど、この曲でストラングラーズの粋な感じとクラッシュのビートの強さを組み合わせることが出来たと思う。歌詞的にはセレブの世界と、彼らが過剰な世界において頻繁に欲求不満を起こしていることについて。“彼らはサングラスをかけたいがために魂を売っている"ってね。曲は俺自身が迷い込んだ世界を生意気な感じで皮肉ったの。」
彼が実際に体験したセレブの世界を歌ったもののようですが、ご存知ない方のためにここで復習を。プレストンは今年１月、英国民の半数は見ているといわれるイギリスのChannel４の人気TV 番組「BIG BROTHER」に出演しました。この番組はいわゆるリアリティTV と呼ばれるもので、一つの家に１０人の男女を住まわせ、その様子をビデオ・カメラで２４時間監視するというもの。住人は外界から完璧に遮断されているが、住人の様子はTV 番組及びウェブサイトで放送され、チェックすることが出来ます。そして毎週、出て行って欲しい住人を選ぶ投票を行い、最後に１人だけ勝ち残る、というもの。今回プレストンが出演したのは年に一回行われるセレブ・ヴァージョンで、デニス・ロッドマンやピート・バーンズ等も出演。プレストンはそのチャーミングなルックスと知性で、視聴者から圧倒的な支持を得、優勝が確実視されていたのですが、最終的には、セレブの中に一人混ざっていたパリス・ヒルトン似の素人の女の子が優勝。その女の子とプレストンは番組内で恋が芽生え、今年8月に結婚したのでした。