Outrageアウトレイジ

Profile

 1982年に阿部洋介(g.)、安井義博(b.)、丹下真也(ds.)、伊藤千豊(vo.)の4人により名古屋で結成される。NWOBHのバンドのカヴァーを中心に地元のライヴ・ハウス等で活動を始めている。'86年に伊藤が脱退、橋本直樹が加入し、以来約13年、不動のメンバーとして活動を続けていく。
 '87年自主レーベルよりミニ・アルバム『OUTRAGE』でデビュー。このミニ・アルバムの好調なセールスによりユニバーサル(当時ポリドール)と契約、'88年アルバム『BLACK CLOUDS』でメジャー・デビューを飾る。力強く日本人離れしたかっこ良さを持つそのスラッシーなサウンドで一躍名をあげる。'89年2ndアルバム『BLIND TO REALITY』をリリース。'90年3rdアルバム『THE GREAT BLUE』をリリース。NUCLEAR ASSAULT, G.B.H.などジャンルの垣根を越えたロック・アーティストの 来日公演のサポートを務め、この頃から日本のファンの中ではOUTRAGEは別格論が登場。'91年海外レコーディングを行い4thアルバム『THE FINAL DAY』をリリース。OUTRAGEの代表的なアルバムとなったこの作品は海外でも話題となり、このアルバム・リリースに伴うツアーのファイナル、川崎クラブチッタ公演にはKERRANGを始めとするイギリス、アメリカ、アジアのプレス、マネージメント、レコード業界関係者が集まりちょっとした騒ぎになる。そして'92年PANTERAの初来日公演のサポート務める。
 そして'93年にはワーナーミュージック(当時MMG)を移籍しての5thアルバム『SPIT』をリリース。怒涛のツアーをスタートし、日本全国をまわっていく。さらには'95年6thアルバム『LIFE UNTIL DEAF』をリリース。スラッシュ・コア、へヴィ・ミュージックなどすべてを内包したそのサウンドで、当時盛り上がりを見せていたコア・シーンからもリスペクトを受ける。また'97年7thアルバム『WHO WE ARE』をリリース。この4thから7thまでの4枚のアルバムはすべて海外レコーディング。そしてツアーを終えた'98年、ヴォーカル橋本が脱退。ツアーのスケジュールを消化するため、いろいろなバンドのヴァーカリストがサポート・ヴォーカルとしてツアーに参加、バンドをサポートする。メンバー後任ヴォーカリストをどうするのかでバンドはその音楽性までを含んだ岐路に立たされる。そしてバンドは自身のレーベル30min Recordsを立ち上げる。'00年後任ヴォーカルを迎えずに残った安部、安井、丹下の3ピースによる活動を選択したOUTRAGEはトリオによる初のレコーデイングとなるミニ・アルバム『VOLUME ONE』をリリース。さらにミニ・アルバム『PLAY LOUD EP』をリリースし、'02年8thアルバムとなる『24ー7』をリリース。04年にビクターへ移籍しアルバム『コーズ・フォー・ポーズ』をリリースし、精力的な活動をつづけている。

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