ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルの鮮やかなサウンドが織りなす、ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」を含むロシアの有名バレエ音楽集。（録音：2002年）

「ペール・ギュント」は名指揮者として名高い父親のネーメによる盤もあるが、本作は国内初登場となる息子のパーヴォによる演奏。清冽なリリシズム、すみずみまで神経の行き届いた緻密な表現が光る、パーヴォ・ヤルヴィの知る人ぞ知る名盤。（録音：2004年）

『4つの楽章』に続くパーヴォ・ヤルヴィのマーラーは、歌姫ナタリー・デセイの共演！全5楽章からなる「復活」は、マーラーのシンフォニーの中では、「千人の交響曲」に次いで規模の大きい長大な作品の割には演奏される機会が多く、第1番「巨人」と並び広く親しまれている。声楽パートを伴う交響曲。

民族的叙事詩に基づく声楽つきの大作「クレルヴォ」の悲劇的な世界を、繊細な抒情性を軸としてデリケートに紡いでいくヤルヴィの熱演。氷の中で炎が燃えているような不思議なテイストを持った演奏となっている。

ヤルヴィがパリ管の音楽監督に就任し、第1弾として発表したアルバムが、本作：ビゼーの作品集。「交響曲ハ長調」のほか、管弦楽のための小組曲op.22『子供の遊び』、組曲『ローマ』を収録。フランスらしい、粋で軽快なレパートリーがチョイスされています。（録音：2009年）

ブラームスの合唱と管弦楽のための大傑作といわれる「ドイツ・レクイエム」を収録。フランクフルト放送交響楽団にスウェーデン放送合唱団、ソリストに歌姫ナタリー・デセイ（ソプラノ）とルドヴィク・テジェ（バリトン）を迎えた豪華盤。

ヤルヴィw/パリ管弦楽団の来日記念盤第2弾は、フランス音楽ファン垂涎のフォーレの「レクイエム」。フランスの最高峰オーケストラによる、最もフランス音楽らしいレパートリーの登場。

本作は、2007年、2008年に録音された、チクルス（連続演奏）への期待を掻き立てる、ヤルヴィならではのシャープな演奏が堪能できる作品。マーラーの「葬礼」「アダージョ」「花の章」「野の花が私に語ること」を収録。

ヤルヴィが自身の出身地であるエストニアのオーケストラと2002年、2003年に録音した、グリーグのノルウェー舞曲集。北欧音楽の聞かせどころを押さえた名盤。

P.ヤルヴィの故郷でもあるエストニアが誇る大作曲家・ペルトの作品集。静かに燃え上る炎を感じさせる熱演。

パーヴォ・ヤルヴィの創造するフランス音楽の新たな可能性。清冽なフォーレ。

《パーヴォ・ヤルヴィがセッション録音した、シベリウス作品集》