Panic! At The Discoパニック!アット・ザ・ディスコ
News
【ライブレポート】新作を携えて来日!圧巻のパフォーマンスで東京を熱狂の渦に!
2018.10.24
ついに「PRAY FOR THE WICKED TOUR IN JAPAN 2018」が開催!
25日に大阪のZepp Osaka Baysideでの最終公演を控えた彼らの東京公演の模様をお届けいたします♪
「PRAY FOR THE WICKED TOUR IN JAPAN 2018」最終日
大阪 2018年10月25日 (木)
Zepp Osaka Bayside
チケット発売中
OPEN 18:00 / START 19:00
https://www.creativeman.co.jp/event/panic-at-the-disco/
25日に大阪のZepp Osaka Baysideでの最終公演を控えた彼らの東京公演の模様をお届けいたします♪
オルタナティヴ・ロックの存在感が弱いアメリカのミュージック・シーンに抗うかのように、圧倒的な歌唱力とポップでキャッチーなサウンドで高い人気を集めるパニック!アット・ザ・ディスコ(以下P!ATD略)。
待望のジャパン・ツアーは普段彼らがライヴを行うアリーナ・クラスの大きな会場とは違い、とてもシンプルなセットとホーン2人、ピアノ、ギター、ベース、ドラムという編成。古き良き時代のポップスの世界へ我々を誘うかのようで寧ろ好印象だった。
軽やかなステップやエモーショナルなヘッドバンギング、そして大気圏まで到達しそうなファルセットで魅了するフロントマンかつ唯一のオフィシャル・メンバー、ブレンドン・ユーリーのショーマンシップはこういったシンプルなステージでこそ真価を発揮するのかもしれない。ここ数年の定番となったクイーンのカバー「ボヘミアン・ラプソディ」でピアノの上に仁王立ちしたブレンドンはそれだけで華があったように、スターには余計な演出など要らないのだ。ブレンドンの姿は、フランク・シナトラやエルビス・プレスリー、フレディー・マーキュリーやデヴィッド・ボウイのように誰もが認めざるを得ないスターを目指して手を伸ばしているように映ったし、そんな彼の情熱が今世界中の人々を魅了しているのではないかと想像した。
驚いたのは、開演時刻7時ぴったりに登壇し、セットリスト上は本編ラストの「裸の王様」からアンコールの「セイ・アーメン(サタデー・ナイト)」もステージに残り、タオルで顔を拭いただけで一気に曲を畳みかけて25曲100分キッチリと終えるという規則正しさ。
普段はもっと饒舌なイメージのブレンドンだが、ここでは一転 <レス・トーク、モア・ソングス>のポリシーを貫いていたかのよう。でもその無駄のなさがバンドのスタイリッシュさを際立たせてクールで洗練されていた。それにP!ATDの音楽そのものがとても情景描写豊かで饒舌で、ブレンドンはそれを全身で表現してくれるので、MCは少なくても十分すぎるほど、バンドと我々の心に距離は感じられなかった。なお、約5年帯同していたケニー・ハリスの電撃離脱に代わって今月新たに加わったツアーギタリストのマイク・ネイランも先の豪州公演での評判通りの好演で、バンドのアンサンブルもますます絶好調だったことは嬉しい発見だった。
今夜のブレンドンは最後の「ビクトーリアス」が終わってもなおアクセル全開。もっと言うと声の伸びもテンションも終演に向けてどんどん上昇していて、あと25曲ノンストップで演れてしまうんじゃないかというほど。
彼のリミットレスなエナジーやパッションの源とは一体何なのだろう?大成功を収めたミュージカル「キンキーブーツ」などで身につけた体力はもちろん、ブレンドンが14年の月日で常に舞台に立ち続けた成果なのかもしれない、などと思っていた矢先、ブレンドンがこんなメッセージに答えがあった。
「僕が14年間ここに立ち続けていられるのは、目の前にいる素晴らしいみんなのおかげだよ」
P!ATDが勝ち続ける原動力としてファンを讃えた後に演奏した「ビクトーリアス」がこうして振り返っている今も私を鼓舞している。
こんな私でもそんな勝利の一原動力なのだと思えることが存在を認めてもらったような気持ちになって、ちょっとこれまで二の足を踏んでいたことにも挑戦しようかなとすら思っているほど。
魅せるだけでなく、ポジティブなものを与えてくれるP!ATDのライヴはこれからもますます多くの人が足を運び続けるに違いない。しかも、今回の会場規模や演出は海外と比較するとプレミアといってもいいほど貴重なもの。
ジャパンツアー・ファイナルの大阪公演、お見逃しなく!
Oct23, 2018
宮原亜矢/Aya Miyahara
■公演情報待望のジャパン・ツアーは普段彼らがライヴを行うアリーナ・クラスの大きな会場とは違い、とてもシンプルなセットとホーン2人、ピアノ、ギター、ベース、ドラムという編成。古き良き時代のポップスの世界へ我々を誘うかのようで寧ろ好印象だった。
軽やかなステップやエモーショナルなヘッドバンギング、そして大気圏まで到達しそうなファルセットで魅了するフロントマンかつ唯一のオフィシャル・メンバー、ブレンドン・ユーリーのショーマンシップはこういったシンプルなステージでこそ真価を発揮するのかもしれない。ここ数年の定番となったクイーンのカバー「ボヘミアン・ラプソディ」でピアノの上に仁王立ちしたブレンドンはそれだけで華があったように、スターには余計な演出など要らないのだ。ブレンドンの姿は、フランク・シナトラやエルビス・プレスリー、フレディー・マーキュリーやデヴィッド・ボウイのように誰もが認めざるを得ないスターを目指して手を伸ばしているように映ったし、そんな彼の情熱が今世界中の人々を魅了しているのではないかと想像した。
驚いたのは、開演時刻7時ぴったりに登壇し、セットリスト上は本編ラストの「裸の王様」からアンコールの「セイ・アーメン(サタデー・ナイト)」もステージに残り、タオルで顔を拭いただけで一気に曲を畳みかけて25曲100分キッチリと終えるという規則正しさ。
普段はもっと饒舌なイメージのブレンドンだが、ここでは一転 <レス・トーク、モア・ソングス>のポリシーを貫いていたかのよう。でもその無駄のなさがバンドのスタイリッシュさを際立たせてクールで洗練されていた。それにP!ATDの音楽そのものがとても情景描写豊かで饒舌で、ブレンドンはそれを全身で表現してくれるので、MCは少なくても十分すぎるほど、バンドと我々の心に距離は感じられなかった。なお、約5年帯同していたケニー・ハリスの電撃離脱に代わって今月新たに加わったツアーギタリストのマイク・ネイランも先の豪州公演での評判通りの好演で、バンドのアンサンブルもますます絶好調だったことは嬉しい発見だった。
今夜のブレンドンは最後の「ビクトーリアス」が終わってもなおアクセル全開。もっと言うと声の伸びもテンションも終演に向けてどんどん上昇していて、あと25曲ノンストップで演れてしまうんじゃないかというほど。
彼のリミットレスなエナジーやパッションの源とは一体何なのだろう?大成功を収めたミュージカル「キンキーブーツ」などで身につけた体力はもちろん、ブレンドンが14年の月日で常に舞台に立ち続けた成果なのかもしれない、などと思っていた矢先、ブレンドンがこんなメッセージに答えがあった。
「僕が14年間ここに立ち続けていられるのは、目の前にいる素晴らしいみんなのおかげだよ」
P!ATDが勝ち続ける原動力としてファンを讃えた後に演奏した「ビクトーリアス」がこうして振り返っている今も私を鼓舞している。
こんな私でもそんな勝利の一原動力なのだと思えることが存在を認めてもらったような気持ちになって、ちょっとこれまで二の足を踏んでいたことにも挑戦しようかなとすら思っているほど。
魅せるだけでなく、ポジティブなものを与えてくれるP!ATDのライヴはこれからもますます多くの人が足を運び続けるに違いない。しかも、今回の会場規模や演出は海外と比較するとプレミアといってもいいほど貴重なもの。
ジャパンツアー・ファイナルの大阪公演、お見逃しなく!
Oct23, 2018
宮原亜矢/Aya Miyahara
「PRAY FOR THE WICKED TOUR IN JAPAN 2018」最終日
大阪 2018年10月25日 (木)
Zepp Osaka Bayside
チケット発売中
OPEN 18:00 / START 19:00
https://www.creativeman.co.jp/event/panic-at-the-disco/