Paolo Nutiniパオロ・ヌティーニ

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SHIBUYA DUOライヴ・レポート!!

2007.4.17

2007年4月10日、遂にパオロ・ヌティーニの日本での初ライヴの日がやってきました。前日のラジオ番組での生パフォーマンスからも、期待は高まるばかり。会場に集まったのは日本盤特典のチケット・プレゼントに当選した人や、ラジオやテレビでのプレゼントに当たったファンで、ほとんどが女性。満員の会場からパオロの人気ぶりがうかがえます。
ライヴは定刻19:00を10分ほど過ぎたぐらいでスタート。ギター、ベース、ドラムのバンド・メンバーが先に持ち場に着き、「アロウェイ・グルーヴ」のイントロを演奏しているところにパオロが登場!たちまち会場は女性ファンの悲鳴に近い歓声で包まれました。
パオロの声は本当にスモーキー。目を閉じて聴いていたら、老練の黒人ソウル・シンガーが歌っているように聞こえます。そしてちょっと口の中に言葉をためるもごもごとした発声方法で、ブルージーな雰囲気を醸し出します。ラジオのインタビューでも、「僕のヴォーカルは進化している」と話していましたが、確かにアルバムのヴォーカルよりもさらに熟練して味わいを深めていました。
曲目はモービーのカヴァーの「NATURAL BLUES」や、アルバム未収録の曲も披露してくれ、本編で10曲、アンコールで2曲を演奏しました。後半の流れは圧巻で、大ヒット曲「ラスト・リクエスト」をじっくり聞かせ大喝采を浴びたあと、アルバム未収録のR&R「RAINBOWS」で客席を躍らせて、AORな雰囲気の人気曲、「ラヴィング・ユー」でメロウに、そして最後はアルバム・オープニングのロック・チューン「ジェニー・ドント・ビー・ヘイスティ」で大盛り上がりの中一旦ステージを降りたのですが、もちろんヒートアップしている会場はアンコールの嵐に。素晴らしい盛り上がりでした。
今後全公演ソールドアウトのUKツアーや、ライヴ・アースをはじめビッグ・フェスへの出演が決定しているパオロ、次に日本に帰ってくるときにはさらにさらにすごいパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。弱冠二十歳、まだまだ成長の糊代を持っていることが信じられないほど才能溢れるショウを見せてくれました。

セットリスト
1. Alloway Groove
2. New Shoes
3. Rewind
4. These Streets
5. Natural Blues(モービーのカヴァー)
6. Million Faces
7. Last Request
8. Rainbows (アルバム未収録曲)
9. Loving You
10. Jenny Don’t Be Hasty
-アンコール-
11. Autumn
12. Funky Cigarette(新曲)

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