Phil Collinsフィル・コリンズ

News

フィル・コリンズ、アルバムについて語る その3 「モータウンは間違いなく私のルーツの一つ」

2010.9.9

9/15にモータウン・サウンドのカヴァー・アルバム『ゴーイング・バック』をリリースするフィル・コリンズ。1stシングルはマーサ&ザ・ヴァンデラスのカヴァーで「ヒート・ウェイヴ」です。フィルはこのアルバムは自分のために作ったのだと、以下のように、制作の経緯を語っています。「私にはいくつかのルーツがあるわけだが、モータウンは間違いなく私のルーツの一つだよ。このアルバムでは数々のアーティストのカバーをやっているけど、ダスティ・スプリングフィールド、ロネッツ、カーティス・メイフィールド、ザ・インプレッションズは、私が10代の頃に熱中していた音楽だ。その他に、もちろんビートルズや、ジョン・コルトレーンやバディ・リッチなどのジャズも聴いていた。私の音楽的テイストは、子供の頃からとても幅広かったんだ。だから、「なぜ1996年にビッグ・バンドのツアーをやったのか?」と訊かれれば、「私が1965年からバディ・リッチを聴いていたから」という答えになるんだ。バディ・リッチの音楽が、私の心を捕らえて、いつか私もそういう音楽をやりたいと思うようになったわけだ。同様に、モータウンの音楽は私がスクールバンドで実際に歌っていたんだけど、ちゃんとレコーディングしたことはなかった。だから、こういう音楽にちゃんと取り組むために、このアルバムを作ることにしたんだ。そういう意味では、とても利己的な作品だよ(笑)。みんなが気に入ってくれることを願っているけど、自分のために作った作品なんだ」

WARNER MUSIC JAPAN SPECIALS