The Raconteursザ・ラカンターズ

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ジャック・ホワイトがアリシア・キーズとコラボ。007次回作「Quantum Of Solace」のテーマ曲。

2008.8.29

ジャック・ホワイトは007シリーズ次回作「Quantum Of Solace」のテーマ曲、「Another Way To Die」で、アリシア・キーズとコラボレーションしたことを明らかにした。
これまで、ダフィーがテーマ曲の最有力候補ではないかと噂されたり、今年初めにはエイミー・ワインハウスとマーク・ロンソンがテーマ曲を手掛けるためにスタジオに入ったものの、不成功に終わったとのニュースが流れていたが、最終的にはジャック・ホワイトとアリシア・キーズのデュエット曲で決定したようだ。
ちなみに「Another Way To Die」は、007シリーズテーマ曲史上、初のデュエット曲となる。
ホワイト・ストライプスとラカンターズのフロントマンであるジャックは、曲作りにプロデュース、そしてヴォーカル、ドラムjを担当しているが、前々からアリシア・キーズとコラボレーションをしたかったと語っている。
「アリシア・キーズと一緒に何か出来るのを待って数年間、ようやくジェイムス・ボンドの手を借りて実現することができたよ」
公式発表の中でそうジャックは語った。「アリシアは自分の呼吸にある種の電気エネルギーを注入して、それを磁気テープに固定したんだ。見ているだけですごい刺激になったね」
彼は更にこのコラボレーションについてこう付け加えた。
「自身に新たな声を与え、自分が自分でなくなってしまった。俺は彼女の声に合わせドラムを叩き、彼女はギターの音を声で真似てみた。それから俺たちは声を合わせ、映画の登場人物について、そして他人どころか自分さえも信用できない状況にある彼らが抱える孤立感について叫び、呻いた。多分俺たちは、ほんの数分間、映画の登場人物になりきることが出来たんじゃないかな」
メンフィス・ホーンも参加しているというこの曲は、ナッシュヴィル生まれの曲の中でも最高のものの一つになるであろう、とジャックは語る。「この曲は、この20年間で初めてのアナログ録音による007のテーマであるかも知れないね。俺たちはテープに魂を込めたかったし、ジェイムス・バリー、シャーリー・バッシー、そしてショーン・コネリーやダニエル・クレイグの仲間入りもしたかったんだ」
007シリーズ次回作となる「Quantum Of Solace」は、11月に公開となる。日本公開は2009年1月予定。ボンド役は、2006年の「カジノ・ロワイヤル」に続いてダダニエル・クレイグが務める。映画のサントラは10月28日に発売予定である。ジャック・ホワイトは8月23日からラカンターズとして、ヨーロッパのフェスティヴァルに幾つか出演し、9月16日からは北米ツアーを行う。

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