Reinbert de Leeuwラインベルト・デ・レーウ

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Louis Andriessen: De Staat / ルイ・アンドリーセン:国家

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ラインベルト・デ・レーウ、シェーンベルク・アンサンブル / Reinbert De Leeuw, Schoenberg Ensemble

Louis Andriessen: De Staat / ルイ・アンドリーセン:国家

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2016.11.25 配信075597998757

ルイ・アンドリーセン(Louis Andriessen)の『国家』(De Staat, 1976年)は、ポスト・ミニマリズムを代表するオランダの傑作。プラトンの『国家』から音楽の倫理的・政治的な影響力を論じた箇所を引用し、4人の女性歌手と金管、木管、2台のピアノ、ハープ、ギター、エレキベースなどで強烈な響きを構成した作品。
私は、音楽と政治の関係をめぐる議論への寄与として『De Staat(国家)』を執筆しました。多くの作曲家は、作曲という行為を、どういうわけか「社会的な制約」を超越したものだと考えています。しかし、私はその考えに異を唱えます。

音楽素材をいかに配置するか、どのような技法を用いるか、そしてどのような楽器編成にするかといったことは、その大半が、作曲家自身の置かれた社会環境やリスニング体験、あるいは経済的支援の有無によって決定されるのです。

もちろん、ピッチ(音高)、持続、リズムといった抽象的な音楽素材そのものは、自然界に存在するものであり、社会的制約の外にあるという点には同意します。しかし、ひとたびその音楽素材が「秩序立てられた」瞬間、それは文化となり、ゆえに社会的な存在となるのです。

私は、こうした論点を説明するためにプラトンのテキストを引用しました。彼のテキストは政治的に物議を醸すものであり、率直に言えば否定的な内容です。「ミクソリディア旋法は人格形成に悪影響を及ぼすため禁止すべきだ」というプラトンの主張が、いかに不条理であるかは誰の目にも明らかでしょう。

私が『De Staat』を書いた二つ目の理由は、一つ目の理由と真っ向から矛盾するものです。すなわち、私は「プラトンが間違っていた」という事実を嘆いているのです。音楽の革新が国家の法律を変えることができる——もしそれが真実であったなら、どんなに素晴らしかったことでしょう。(ルイ・アンドリーセン)

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