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ロバータ・フラック 「Killing Me Softly With His Song (邦題: やさしく歌って)」リリース50周年、DJスピナによるリミックス版のデジタル配信開始

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2023.1.20

来る日曜1月22日、伝説的シンガーのグラミー受賞歴を誇るNo.1ソングが華々しくアニヴァーサリーを迎える

アトランティック・レコード創立75周年を記念したDJスピナによる
名曲リミックス・シリーズ第一弾が、本日より配信開始




来る日曜から遡ること50年前の1973年1月22日、ロバータ・フラックは「Killing Me Softly With His Song (邦題: やさしく歌って)」をリリースしました。20世紀の名曲の一つに数えられ、ロバータのソウルフルな歌声でジャンルを超越したこのバラードは、1973年度の全米シングル・チャートにおいて、通算5週ものあいだ首位に君臨し、その翌年には3つのグラミー賞を受賞しました。

1月22日に誕生50周年を迎えるこの名曲を祝うべく、記念日の2日前となる本日1月20日に、NYブルックリン出身の人気DJ/プロデューサーであるDJスピナによる「Killing Me Softly With His Song」の新たなリミックス音源が、デジタル配信されました。このリミックスは、今年レーベル創立75周年を迎えるアトランティック・レコードを祝した名曲リミックス・シリーズの第一弾となります。

本国アメリカでは、現地時間1月24日に、PBS(公共放送サービス)で「American Masters: Roberta Flack」と題した、彼女のこれまでのキャリアを追ったドキュメンタリーが全国放送となります。番組が独自で入手したパフォーマンス、インタビュー、ホーム・ビデオなど、ロバータの個人的なアーカイヴからの貴重な映像が特集されます。

このドキュメンタリーでロバータは、楽曲の制作裏話を語っています。当時、ロサンゼルスからNYへのフライト中に初めてロリ・リーバーマンの「Killing Me Softly With His Song (邦題: やさしく歌って)」を耳にしたロバータは、その後すぐさま自身のバージョンの制作に取り掛かり、曲のコードを変え、新たなブリッジを追加しました。「私の耳には、そっちの方がしっくり来たのよね。楽譜通りに歌うだけじゃ面白くないわ」。

それから2週間後の1972年9月、クインシー・ジョーンズのオープニング・アクトとして、ロバータはロサンゼルスのザ・グリーク・シアターのステージに立ちました。アンコール曲を歌い終わった後、観客はさらに2回目のアンコールをリクエストしました。クインシーからの勧めもあり、ロバータはそこで初めて「Killing Me Softly With His Song (邦題: やさしく歌って)」を人前で披露したのです。「歌い終わると観客の歓声が止まなくて、クインシーが言ったのよ。『ロバータ、この曲はもう二度と歌わない方がいい、君がちゃんとこの曲をレコーディングするまではね』って。それで私は、わかったって答えたの。まさにその通りだったわ」と、ロバータは振り返ります。

今日「Killing Me Softly With His Song (邦題: やさしく歌って)」は、ロバータの輝かしいキャリアを代表する楽曲の一つとなり、世代を超えて愛される楽曲の一つともなりました。1996年には、フージーズのカバーが、アメリカやイギリスを含む20カ国以上でチャートの1位を席巻しました。さらに同年、ロバータのオリジナル盤のハウス・ミックスが全米ダンス・チャートで首位を獲得しました。ロバータのオリジナル盤は、1999年にグラミー殿堂賞入りを果たし、2020年には、グラミー賞特別功労賞生涯業績賞が彼女に贈られました。

今月の上旬、ロバータは『The Green Piano: How Little Me Found Music』という絵本を出版しました。こちらは、トーニャ・ボールデンとロバータの共著で、ヘイデン・グッドマンのイラストによる、ロバータの自伝的絵本です。ノース・カロライナで過ごした幼少期や、自分のピアノを買いたいという小さな頃の夢を振り返った内容です。彼女の父親が、廃品置き場でアップライト・ピアノを見つけたことで、ロバータの夢が叶いました。父親は、ピアノを家に持ち帰り、きれいに掃除をしてチューニングをし、そして彼女のために、ピアノを緑色に塗りなおしたのでした。

「Killing Me Softly With His Song (DJ Spinna Remix)」を音楽配信サービスで聴くのはこちら
 

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