Sabine Devieilheサビーヌ・ドゥヴィエル
Discography
Mirages ; French Arias / ミラージュ(蜃気楼)【輸入盤】
Mirages ; French Arias / ミラージュ(蜃気楼)【輸入盤】
2017.11.10 発売/9029.576772
ドゥヴィエルによるフランスの歌が、あまりにも素晴らしい…
現在の日本において、フランスのオペラの普及度は、イタリア、ドイツものに比べ、一歩遅きに失した感があります。今回のドゥヴィエルの新譜に収録されているアリアの数々も、全曲を耳にすることができるのはこの中の何曲にあたるのでしょうか?そんな思いに駆られるのは、あまりにもドゥヴィエルの歌が素晴らしいからに他なりません。
比較的耳にする機会のあるドリーブの「若いインドの娘はどこへ?(鐘の歌)」での見事な歌唱(これを歌い切るには超絶技巧が必要)はもちろんのことですが、他のアリアも、どれも柔らかく耳に心地良い歌声で、聴き手の耳を自然に釘付けにします。また、曲の多くは東洋的。どれも神秘的な雰囲気を持ち、魔法のような美しさを抱いています。バックを務めるのは、今話題のコンビ、フランソワ=グザヴィエ・ロト率いるレ・シエクル。そのピリオド楽器の響きも、これほど歌に呼応するかのように色彩感豊かなのには驚きです。時折ピアノ伴奏の歌も挟まれますが、ここでピアノを弾いているのはアレクサンドル・タロー。ため息が出るほどに美しい七色の響きが楽しめます。共演するクレバッサ、デボスも良い味を出しています。
比較的耳にする機会のあるドリーブの「若いインドの娘はどこへ?(鐘の歌)」での見事な歌唱(これを歌い切るには超絶技巧が必要)はもちろんのことですが、他のアリアも、どれも柔らかく耳に心地良い歌声で、聴き手の耳を自然に釘付けにします。また、曲の多くは東洋的。どれも神秘的な雰囲気を持ち、魔法のような美しさを抱いています。バックを務めるのは、今話題のコンビ、フランソワ=グザヴィエ・ロト率いるレ・シエクル。そのピリオド楽器の響きも、これほど歌に呼応するかのように色彩感豊かなのには驚きです。時折ピアノ伴奏の歌も挟まれますが、ここでピアノを弾いているのはアレクサンドル・タロー。ため息が出るほどに美しい七色の響きが楽しめます。共演するクレバッサ、デボスも良い味を出しています。
1) メサジュ:歌劇『お菊さん』より「Le jour sous le soleil beni」,
2) ドビュッシー:歌劇『ペレアスとメリザンド』より「Mes longs cheveux descendent」,
3) ドリーブ:歌劇『ラクメ』より「若いインドの娘はどこへ?」,
4-7) ドラージュ:『4つのインドの詩 』,
8) ドビュッシー:『アリエルのロマンス』,
9) ドリーブ:歌劇『ラクメ』より「おいで、マリカ」,
10) ストラヴィンスキー:『夜鳴きうぐいす』より「Ah, joie, emplis mon Coeur」,
11) トマ:歌劇『ハムレット』より「A vos jeux, mes amis」,
12) ベルリオーズ:『オフェリアの死』,
13) マスネ:歌劇『タイス』より「Celle qui vient est plus belle」,
14) ケクラン:『ヴォヤージュ』,
15) ドリーブ:歌劇『ラクメ』より「Tu m'as donne le plus doux reve」,
【演奏】
サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ),
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)レ・シエクル,
マリアンヌ・クレバッサ(メゾ・ソプラノ:9,13), ジョディー・デボス(ソプラノ:13),
アレクサンドル・タロー(ピアノ:8,12,14)
【録音】2017年2~3月, フィルハーモニー・ド・パリ