超アッパーな１ｓｔシングル「アメイジング」も全国的にヒット中で、巷の話題となっているシールの最新アルバム『システム』。そんなシールは何故今回のタイトルに“システム"という言葉を選んだのでしょう？曰く・・・「人はたとえ孤独に苛まれても、決して独りぼっちじゃない。人は皆、この世界で共に生きているというテーマだね。確かにこれは繰り返し語られてきた題材かもしれないけど、この世に存在するあらゆる「システム」に目を向けることで、自分はどのシステムに馴染み、どんなシステムを自分の手で創り上げ、そしてどういうシステムから影響を受けているのかを描いている。今回のインスピレーションの源となった１つに、2005年に観た映画『V フォー・ヴェンデッタ』があった。ナタリー・ポートマンと、名前が思い出せないんだけど『マトリックス』でスミス役を演じた俳優（＝ヒューゴ・ウィービング）が出演している素晴らしい映画で、僕はもの凄く気に入ったんだ。この映画の中で「V」は現代社会で腐敗した奴らを糾弾する触媒として登場するんだけど、僕が受けたメッセージは「人々にパワー（力）を与える」ということだった。彼は政治面、家庭面、感情面、自己実現等のレベルにおいて、人は強いられる必要なんてないと伝えていたんだ。どんな道を歩んでいこうと、主導権を握っているのは自分自身。自分が思う以上に、人間には進みたい道を自由に選ぶ権利があるということを伝えたかった。このアルバムは「僕の人生における祝福」であり、地球レベルでは祝福できないこともあるけど、僕は今でも「人間の力」を信じているんだ。アルバム最後の曲（「Immaculate」）で描いたように、僕らは「完全に無垢」なんだよ。「今、全世界が僕らを見たら、僕らが完全に無垢なことに気づくだろう」という歌詞にあるようにね。それが僕のメッセージ。「様々な出来事に対処する力さえあれば、僕ら人間は完璧になれる」というのが、アルバムのテーマなんだ。」うーん、深いですね。。