Smashing Pumpkinsスマッシング・パンプキンズ

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ジミー・チェンバリンが語った!新生パンプキンズ・サウンド誕生秘話

2007.6.21

2005年6/11、ビリー・コーガンが地元シカゴの新聞の全面広告に、「僕の心はスマッシング・パンプキンズにあることがわかったんだ」と、復活を宣言してから早2年。アメリカ、日本、オーストラリアとソロ・ツアーを行った5ケ月後に、アリゾナ州スコッツデールにてスマッシング・パンプキンズのレコーディングを開始しました。
スマッシング・パンプキンズには、ダーシー・レッキーとジェームス・イハというメンバーがいましたが、ビリー・コーガンとジミー・チェンバレンのみでバンドを再開しなくてはいけないことはすぐに明らかになりました。
チェンバレンは、「パンプキンズというのは、簡単にレコーディングが再開できるようなバンドではないということがすぐにわかった。演奏し始めて3週間が経過し
た時に、すごく色々なことがわかったんだ。例えば、パンプキンズの作品というのは、本当に多大なる労力の中から生まれてきたということ。だから、バンドの何が素晴らしかったのかというその正体を再確認するとともに、過去の作品を音楽的に再言語化し、パンプキンズらしい音でありながら、昔のパンプキンズそのままとも違う、新生パンプキンズの新たなサウンドを発明しようとしたんだ。でも、お互い頭をかきながら、顔を見合わせて、『そんなこと一体できるのか?』って思ったことが何度もあった」。と語ります。
不可能と思われた壮絶なレコーディングは、開始後1 ヶ月半くらいで、ターニング・ポイントを迎えたようです。
「昔に戻って、過去の火を再び掴めようとするのではなくて、自分達が今感じていることを表現できるようになった。新たな火が再び燃え始めたんだ。そこからは、すごく楽しめる体験になった。僕らにはビジョンがあり、ビジョンを形にする技術もあった。ようやく、レースは開始したんだ」。
過去の焼き直しではなく、新生スマパンの進むべき姿がそこにありました。

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